内在性色素沈着〔ないざいせいしきそちんちゃく〕

 メラニン色素が異常に多くなると、黒褐色の平らな粘膜の変色がみられます。この状態をメラニン色素沈着といいます。歯肉、くちびる、ほおの粘膜に多くみられ、境界がはっきりしており、痛みはありません。特に治療の必要はありませんが、悪性黒色腫(こくしょくしゅ)との鑑別が重要です。

(執筆・監修:東京大学 名誉教授/JR東京総合病院 名誉院長 髙戸 毅)
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