悪性黒色腫〔あくせいこくしょくしゅ〕 家庭の医学

 黒褐色のはれものを特徴とする悪性腫瘍です。発生頻度は高くありませんが、口の中では上あご、硬口蓋(こうこうがい)に多くみられます。転移しやすく、治療は化学療法と組み合わせて外科的広範囲切除がおこなわれます。免疫チェックポイント阻害薬が標準治療の一つになっていて、分子標的薬による術後補助療法もおこなわれます。

(執筆・監修:東京大学 名誉教授/JR東京総合病院 名誉院長 髙戸 毅)
(執筆・監修:自治医科大学附属さいたま医療センター 総合医学第2講座 教授〈歯科口腔外科学〉 森 良之)
(執筆・監修:田賀歯科医院 院長/JR東京総合病院 歯科口腔外科 田賀 仁)
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