生まれつきあるいは原因不明の嚢胞〔うまれつきあるいはげんいんふめいののうほう〕
胎生期に存在する鼻口蓋管(びこうがいかん)に関係してできる嚢胞が鼻口蓋管嚢胞で、上あごの中央部、前歯のすぐうしろにできます。
また、発生部位により正中口蓋嚢胞、球状(きゅうじょう)上顎嚢胞、正中下顎嚢胞と呼ばれる嚢胞は、顔面が形成される段階での癒合部にできた嚢胞として理解されていましたが、その解釈に矛盾する部分もあり、原因は不明とされています。
症状、治療は含歯性嚢胞と同様です。
また、発生部位により正中口蓋嚢胞、球状(きゅうじょう)上顎嚢胞、正中下顎嚢胞と呼ばれる嚢胞は、顔面が形成される段階での癒合部にできた嚢胞として理解されていましたが、その解釈に矛盾する部分もあり、原因は不明とされています。
症状、治療は含歯性嚢胞と同様です。
(執筆・監修:東京大学 名誉教授/JR東京総合病院 名誉院長 髙戸 毅)