小顎症〔しょうがくしょう〕

 下顎骨(かがくこつ:下あご)が生まれつき小さい疾患です。


【症状】
 程度が軽い場合は無症状ですが、成長とともに歯並びの異常を起こすことがあります。重症の場合は、生まれた直後から呼吸や哺乳の障害が起こります。

【治療】
 重症の場合は、出生後より呼吸や哺乳に対する治療を第1におこないます。歯並びや顔の変形に対する治療は、手術と歯科矯正を組み合わせておこないます。

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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