皮膚悪性腫瘍〔ひふあくせいしゅよう〕

 頭部や顔面は日光にさらされることが多い部位です。そのため、紫外線の影響などで発生する悪性腫瘍がみられます。

□基底細胞がん
 茶色または黒色です。良性の黒子とくらべると、かたちがいびつ、色がまだら状などの特徴があります。

□扁平(へんぺい)上皮がん(有棘〈ゆうきょく〉細胞がん)
 はじめは赤い湿疹のようですが、進行すると乳頭やカリフラワーのようなかたちになり、潰瘍になることもあります。

【参照】
 皮膚の病気:皮膚がん
 形成外科:悪性腫瘍、腫瘍切除後の再建外科

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)