赤鼻(酒さ)〔あかはな(しゅさ)〕
鼻のさき、ほお、あごなど、顔のとびでたところが赤くなり、よく見ると、毛細血管が拡張しています。皮膚は油性光沢をおびます(第1度)。
さらに進むと、毛口がひろがり、そこに脂肪がつまり、にきびのように丘疹(きゅうしん)をつくります(第2度、酒さ性ざ瘡〈そう〉)。
ついで、結合組織が増殖して隆起した高まりになってきます。大きい赤鼻です(第3度)。しかし、この型にまで進む人はわが国ではほとんどありません。
[原因]
1.ほてり感、灼熱(しゃくねつ)感を伴うことがよくあります。遺伝的体質も関係し、日光、ストレス、寒冷や温熱、アルコールなどが悪化因子です。
2.更年期の女性に多くみられます。
[治療]
1.ミノサイクリンなど抗生物質の内服。
2.イオウローションの外用。
3.刺激性食物を避け胃腸をととのえます。寒冷刺激やストレスを避けることも必要です。
4.レーザー照射によって外から血管をこわします。
さらに進むと、毛口がひろがり、そこに脂肪がつまり、にきびのように丘疹(きゅうしん)をつくります(第2度、酒さ性ざ瘡〈そう〉)。
ついで、結合組織が増殖して隆起した高まりになってきます。大きい赤鼻です(第3度)。しかし、この型にまで進む人はわが国ではほとんどありません。
[原因]
1.ほてり感、灼熱(しゃくねつ)感を伴うことがよくあります。遺伝的体質も関係し、日光、ストレス、寒冷や温熱、アルコールなどが悪化因子です。
2.更年期の女性に多くみられます。
[治療]
1.ミノサイクリンなど抗生物質の内服。
2.イオウローションの外用。
3.刺激性食物を避け胃腸をととのえます。寒冷刺激やストレスを避けることも必要です。
4.レーザー照射によって外から血管をこわします。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)