下痢が起こったときの対応

 下痢は、小腸で水分が吸収されず出てしまうために、水と電解質(欠くことのできないナトリウムやカリウム)の不足が起こり、高齢者は脱水症状を起こしやすくなります。
 ようすを見て、下痢がとまらないときは、医師に相談して対処します。できるだけ水分をとるようにします。経口補水液ならなお安心ですが、スポーツドリンク類も体液に近い成分が入っているので、好むようであれば活用できます。ただし、スポーツドリンクには糖分が多く含まれているので飲みすぎに注意しましょう。

(執筆・監修:東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 看護科学域 准教授 竹森 志穂)