便器の使いかた

 寝たままで排便をするときには、便器を使用します。便器には、さまざまな型があり、またゴム製、プラスチック製、ホウロウ製などがあります。療養者の状態にもよりますが、条件としては、安楽に使用でき、差し込みやすく、洗浄がしやすいものを選びます。
 ふろしきよりやや小さめの正方形のきれいな布で、便器カバーをつくっておくとよいでしょう。便器は、お湯であたためてから使います。また便器に、トイレットペーパーを敷いておくと、捨てるときや洗うときに楽です。


■自分で臀部を上げられる場合
 ひざを立て臀(でん)部を上げてもらい、便器を当てます。痛くない部位を確認し、調節します。

■自分で臀部を上げることができない場合¥
・便器を入れやすくするために、座ぶとんを2つ折りにして片側に差し込みます。

・次にからだを手前に引いて、座ぶとんの上になるようにして、横を向かせます。

・からだを片手で支えながら便器を当て、ずれないように仰向けにします。
 排泄(はいせつ)後は、おしぼりなどで、療養者の手をふくことを忘れないようにしましょう。
横浜市立大学医学部医学科同窓会 倶進会