【トリマー業務】デジタル化が業務効率化と顧客満足度向上につながる?約8割がカルテ記入のデジタル化をのぞんでいる結果に
エックスライフ株式会社
カルテ記入や管理が完全デジタル化がされている職場は約4割
エックスライフ株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役:佐藤 孝幸、以下当社))は、トリマー業界の課題をデジタルで効率的に解決する「トリマーサロンDX」サービスを当社が運営するx Life(エックスライフ)に実装し、モニタ運用を開始しましたのでお知らせいたします。
ペットを家族のように愛する飼い主にとって、サロンでのトリミングはお世話の一つです。
しかし、ペットトリマーサロンで理想のスタイルにカットしてもらえなかったり、引っ越しを機に新しいサロンを探した際に、以前のカルテ情報を再び提供する手間がかかると感じた経験がある方もいるかもしれません。
これらの情報をサロンと飼い主間はもちろん、サロン同士でも共有ができれば、飼い主もトリマーももっとスムーズに対応できるはずです。そのためには、ペットトリマー業界のデジタル化が不可欠となります。
では、実際にトリマーはこのデジタル化にどう対応しているのでしょうか?そこでトリマー1,003名の方を対象に「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査を実施しました。<調査概要>
調査概要:「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査
【調査期間】2024年4月11日(木) ~ 2024年4月12日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)
【調査人数】1,003人
【調査対象】調査回答時に トリマーである と回答したモニター
【調査元】エックスライフ株式会社(https://www.xlife.co.jp/)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
施術以外でトリマー業務を逼迫している業務が明らかに
はじめに、トリマー業務の現状について伺いました。
「トリマー業務で多忙と感じることがありますか?」と質問したところ、『毎日ある(33.4%)』『週に2~3日ほどある(42.6%)』『週に1日程度ある(14.6%)』『月に1~3日ほどある(5.0%)』『ほとんどない(4.4%)』という結果になりました。7割以上が「毎日ある」「週に2~3日ほどある」と回答しており、トリマー業務で多忙と感じていることが明らかになりました。
実際にどういった業務が業務時間を逼迫しているのでしょうか。「施術以外で時間を要して大変な業務は何ですか?(上位3つ)」と質問したところ、『健康情報や施術情報のカルテの記入とペットオーナーへの報告(44.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『予防接種や外観などペットヘルスの確認と要望などお客様事前ヒアリング(42.5%)』『顧客管理やリマインド、クレームなどお客様のバックグラウンド業務(35.4%)』と続きました。ペットの健康・施術情報をカルテに記入しペットオーナーに報告する業務に負担を感じている方が最も多いようですが、どのような理由なのか具体的にうかがってみましょう。■カルテの記入やペットオーナーへの報告が大変だと感じる理由とは?
・ ワンちゃんによって様々な体質や性格もあるので、細かな対応をするためには飼主へのヒアリングが必須だが情報の管理は大変(30代/愛知県/女性)
・カルテの記入はそれぞれパターンが違うため、事細かに記入するとなるとそれ相応の時間がかかる(40代/東京都/女性)
・入力情報の数が多く大変(50代/東京都/女性)ペット情報は項目が多く、きめ細やかなカルテの記入をすることが大変であることがうかがえます。
完全にカルテのデジタル化がされている職場は約4割
続いて、どの業務にデジタル化(システム化)が必要だと思うかうかがいました。
「カルテなどトリマーのどの業務にデジタル化(システム化)が必要だと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、『カルテのペットヘルス情報(予防接種確認、外観チェックなど)のデジタル化(42.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『カルテの施術情報のデジタル化(35.6%)』『顧客(ペットオーナー)管理(33.5%)』と続きました。前問で最も時間がかかると回答が集まったカルテ記入のデジタル化を求める声が特に多い傾向にあるようです。そこで、「あなたの職場ではカルテ(予防接種等ヘルス情報及び施術情報、写真含む)の記入と管理はデジタル化されていますか?」と質問したところ、『完全にされている(36.0%)』『部分的にされている(53.7%)』『何もしていない(10.3%)』という結果になりました。完全にデジタル化されている職場は約4割であり、まだ紙で管理する習慣が残っていることが示唆されました。
カルテのデジタル化の導入がされている「完全にされている」「部分的にされている」と回答した方に「カルテがデジタル化されていて良かった点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『過去施術など情報の確認がラク(47.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『記入や管理が簡単(42.1%)』『顧客との情報共有がしやすい(32.8%)』と続きました。カルテがデジタル化されることで過去の施術情報との照らし合わせや記入・管理が簡単になるという声が多く寄せられました。次に、カルテの記入と管理のデジタル化が、「部分的にされている」「されていない」と回答した方に、「カルテがデジタル化されていないことで良くない点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『手間がかかる(紙への記入をデータ入力するなど)(41.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『記入に時間がかかる(32.6%)』『顧客情報の共有が難しい(32.1%)』という回答結果になりました。やはり紙への記入は、時間も手間も掛かる傾向にあるようです。
カルテの共有に対してポジティブな意見が多い傾向に
続いて、カルテを顧客と共有するメリットについてうかがいました。
「カルテを顧客と共有することで、当てはまると思われるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『報告が自動化され、履歴も見えてコミュニケーションがしやすくなる (44.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『ヘルス情報を前提とした施術がきちんと報告され店舗への信頼度が高くなる(36.2%)』『手順等が自動化されペットケアのサポートがしやすい(34.9%)』と続きました。カルテの共有はトリマーの業務軽減だけではなく、顧客とのコミュニケーションや信頼関係につながると感じる方が多いことが示されました。続いて、「カルテを他店舗・他トリマーと共有することで、当てはまると思われるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『顧客(ペットオーナー)のペット情報を新たに記載する必要がなく、業務効率の向上につながる(42.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客(ペットオーナー)自身が明確に要望を伝えやすくなると思う(39.4%)』『他サロンの過去の施術内容が確認・理解できて顧客(ペットオーナー)要望を叶えやすい(32.3%)』と続きました。他店とのカルテの共有は、業務効率化に加え、顧客満足度にもつながると考えている方が多いと示されました。
最後に、「カルテの顧客(ペットオーナー)や他店舗との共有(閲覧)を実施したいか否かを教えてください」と質問したところ、『顧客とは共有したい(40.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客、他店舗・他トリマーどことも共有したい(35.0%)』と続きました。対象者を限らずカルテを共有したいと考える方が4割弱いる結果となり、顧客との共有に関しては、7割以上が共有に前向きであることが示唆されました。
まとめ:トリマーの業務効率化や顧客満足度にはカルテのデジタル化は有効であり、ポジティブな意見が多数寄せられる結果に
今回の調査で、トリマーの業務の実態やデジタル化に関する意見が明らかになりました。
トリマー業務を多忙と感じる方は非常に多く、特にカルテ記入や顧客ヒアリングなどの業務に負担を感じている方
その理由として、ペットはそれぞれ性格や体質が違うため、きめ細やかな記入や伝達をしようとすると、時間がかかってしまうことがうかがえます。続いて業務のデジタル化についてうかがったところ、完全にデジタル化されている職場はまだ約4割程度に留まっています。カルテのデジタル化のメリットとして、過去の施術情報の確認や記入、管理が楽になると感じている方が多いようです。一方、デジタル化されていないデメリットとして、紙への記入は時も手間も掛かるという声が多く寄せられました。実際にデジタル化を希望する業務としてはカルテ記入を求める声が約8割という結果になりました。また、カルテを顧客と共有することについては、報告が自動化され、履歴も見えてコミュニケーションがしやすくなると感じている方が多いようです。
さらに、他店とのカルテの共有についても「業務効率の向上につながる」や「顧客が要望を伝えやすい」というメリットがあることも明らかになりました。
カルテのデジタル化のメリットは業務効率化だけでなく、顧客満足度につながることが示唆されました。
・ペットトリマーと飼い主の幸せにつながる『トリマー共有カルテ』
・当分モニターとして無償、その後は賛助会員として1年に1万円~2万円の支払い
今回、「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査を行ったエックスライフ株式会社(https://www.xlife.co.jp/)は、人やペット、動植物の生涯のデジタル化(ライフDX)を実現するクラウド型ITサービス「xLife(エクスライフ)」を提供しています。
詳細を見る
このxLifeは動植物の健全育成/共生化も大きなテーマとしており、関係する法人/団体など事業者のための業務会員サービスがあります。
その1つがトリマーサロンのための業務会員サービスで、日報記入や写真データ保管、プロモーション発信等の業務DXと共にカルテの電子化と共有化のための「トリマー共有カルテ」を実装しました。
■トリマーサロン業務DXについて
トリマーサロンでの業務のデジタル化(DXサービス)の一部を紹介します。
・マイカード
事業者のスマホ名刺MyCARDで様々な情報を掲載して交換し繋がりができます。
・カードフォルダ
MyCARD繋がりした人や業者の一覧が表示、現況を確認しチャット式に連絡もできます。
・一斉連絡
MyCARD繋がりの人の全員に連絡ができます(選択送信可能)
・自分史非公開
業務日報など記入できます(写真の添付可)
アイコン画像
・テーマ追求
研究やお知らせなどを記述し公開すればお客様プロモーションができます。
・マイ画像
写真データなどをクラウドに保管できます。
■トリマー共有カルテとは
トリマーサロンにおける予防接種や外見などペットヘルス情報とトリマー施術情報(併せてカルテ情報)をデジタル化で効率化し、ペットオーナー様との共有化でお互いの信頼を向上し、ペットの健全な生涯を支援するサービスです。
ペットトリマーサロンに対して、顧客プロモーション、顧客リマインド、日報記入、データ保管、さらにトリマーとペットオーナー双方の満足度を高めることを目的としています。
x Lifeのトリマーカルテのサービスと利用手順を紹介します。
(1)顧客(ペットオーナー)登録
カルテ顧客登録のためのQRコードで実施します。
オーナー様がxLife会員であれば即、顧客登録が完了します。
オーナー様がxLife会員でなければ、自動的にxLife会員のアカウントづくりに進みます。簡単な基本情報及びペット情報を入力するとxLife会員及びカルテのオーナー登録が同時に完了します。下記がカルテ顧客登録用QRコードでサロンごとに発行されます。
(2)トリミング対象の顧客、ペットの選択
お客様が来院されたら、カルテ登録されている顧客オーナーを選択します。
多数の顧客登録がある時は検索も可能です。
選択した顧客の飼育ペットから対象となるペットを選択します。
(3)対象ペットの予防接種等最新ヘルス情報、過去カルテの確認
選択したペットのワクチン、予防接種等の事前確認ヘルス情報が表示されます。
ヘルス情報はxLifeがペットごとに提供するサービスで飼い主及び獣医が記帳します。
トリマーさんは狂犬病、フィラリア、ダニ、ノミの状況を一目で確認できます。
詳細な最新ヘルス情報は以下で確認します
同様に、自サロンでの直近カルテや過去カルテさらに他サロンでの共有カルテの閲覧が可能となります。
今日のトリミングのために必要ならご覧ください。
(4)新規カルテ(今日のトリミングカルテ)の記入
カルテは担当者を入力後に、ペットの身体の事前検証記録、部分施術記録、シャンプー&ブロー記録、カット記録、写真添付そして報告記録の順に行います。
おのおのトリマーがやるべき作業が網羅され、そのほとんどは選択式に効率化され気づいた点のみ記入する形になります。
写真は事前、途上、事後で撮影しまとめて登録できます。
また、カルテ記入はコース選択で自動記入が可能です。
コースはペットの種類や大きさ(大型、中型、小型)で施術内容をパターン化して事前登録ができます。このコース設定によりカルテ記入が大幅に省力化されます。
カルテ記入は施術と同時進行がお勧めですが、後でまとめてや翌日記入も可能です。
(5)カルテの共有の指示(顧客オーナー、他サロン)
施術しカルテ記入の途上、終了時に公開(共有)、非公開(非共有)が指示できます。
施術、カルテ記入の途上で公開すれば待合室や遠方にいる飼主がその経過をリアルタイムで確認できます。
また、公開すれば共有カルテとして飼主オーナーはもとより、飼主オーナーが顧客登録している他サロンにも公開されます。
(6)共有しないサロン独自の施術メモの記入
最後にサロンが独自に記入する施術メモがあります。
ここには、当日のペットや飼主オーナーの状況をメモします。
この施術メモはサロンのみの情報で、共有されません。
今回このxLifeペット共有カルテをご利用いただいているペットサロンDOG PROSHOP SILVER FANG代表の森下祐樹様のコメントを紹介します。
森下様はブリーダーでもありトリマー学校の講師も務めています。
「今までの紙ベースのトリマーカルテに代えてxLifeの電子カルテを利用しています。
ワクチンや予防接種などヘルス情報が自動で表示、トリマーサロンとしてやるべき確認事項や施術項目がカルテ上に整理されており、手際良く仕事を進めることが出来ました。
またカルテを飼主オーナー様と共有することで正確で迅速な報告もでき、きめ細かな要望の吸い上げも可能となりました。さらにコース設定でサービスメニューの多様化とカルテ記入の省力化が図れたことも大きいです。ペットトリマーササロン業界は多忙な点からも電子カルテなど業務DXは遅れていると思います。業界の底上げ、そしてペットの健全な育成のためにもxLifeの業務DXと共有カルテに期待しています。」
xLifeでのトリマーサロンの業務DXと共有カルテは無料で利用できます。
運用経費などの点から年間1~2万円ほどのプレミアム会員としての賛助をお願いしています。
【エックスライフ株式会社(XLIFE Inc.) について】
70歳以上を中心としたシニア集団、 人、ペット、動物、植物の生涯をデジタル化することで自助、共助、動植物との共生を推進し未来へ繋ぐことをテーマに2021年7月に創業。xLife企画、設計、デザイン、開発の全てを現役シニアが担当する。
URL:https://www.xlife.co.jp/
Mail: info@xlife.co.jp
代表取締役 佐藤孝幸
1951年1月宮城県丸森町生まれ、(株)東芝の電算機事業部、総合研究所にて航空管制や列車/バスダイヤ自動編成等の自動化システムに従事する。1998年インターネット時代を想定しオープンソースでのネット系システムを開発する(株)タイムインターメディアを創業し社長就任、初のネット楽曲配信、映画等動画配信システムや大学等文教系システムを送り出す。2017年経営統合して東証上場。
2021年、70歳で社長を退任しエックスライフ(株)を創業。
著書として「わかるC言語」(学研)、「システム設計」(翔泳社)など多数。
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カルテ記入や管理が完全デジタル化がされている職場は約4割
エックスライフ株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役:佐藤 孝幸、以下当社))は、トリマー業界の課題をデジタルで効率的に解決する「トリマーサロンDX」サービスを当社が運営するx Life(エックスライフ)に実装し、モニタ運用を開始しましたのでお知らせいたします。
ペットを家族のように愛する飼い主にとって、サロンでのトリミングはお世話の一つです。
しかし、ペットトリマーサロンで理想のスタイルにカットしてもらえなかったり、引っ越しを機に新しいサロンを探した際に、以前のカルテ情報を再び提供する手間がかかると感じた経験がある方もいるかもしれません。
これらの情報をサロンと飼い主間はもちろん、サロン同士でも共有ができれば、飼い主もトリマーももっとスムーズに対応できるはずです。そのためには、ペットトリマー業界のデジタル化が不可欠となります。
では、実際にトリマーはこのデジタル化にどう対応しているのでしょうか?そこでトリマー1,003名の方を対象に「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査を実施しました。<調査概要>
調査概要:「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査
【調査期間】2024年4月11日(木) ~ 2024年4月12日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)
【調査人数】1,003人
【調査対象】調査回答時に トリマーである と回答したモニター
【調査元】エックスライフ株式会社(https://www.xlife.co.jp/)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
施術以外でトリマー業務を逼迫している業務が明らかに
はじめに、トリマー業務の現状について伺いました。
「トリマー業務で多忙と感じることがありますか?」と質問したところ、『毎日ある(33.4%)』『週に2~3日ほどある(42.6%)』『週に1日程度ある(14.6%)』『月に1~3日ほどある(5.0%)』『ほとんどない(4.4%)』という結果になりました。7割以上が「毎日ある」「週に2~3日ほどある」と回答しており、トリマー業務で多忙と感じていることが明らかになりました。
実際にどういった業務が業務時間を逼迫しているのでしょうか。「施術以外で時間を要して大変な業務は何ですか?(上位3つ)」と質問したところ、『健康情報や施術情報のカルテの記入とペットオーナーへの報告(44.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『予防接種や外観などペットヘルスの確認と要望などお客様事前ヒアリング(42.5%)』『顧客管理やリマインド、クレームなどお客様のバックグラウンド業務(35.4%)』と続きました。ペットの健康・施術情報をカルテに記入しペットオーナーに報告する業務に負担を感じている方が最も多いようですが、どのような理由なのか具体的にうかがってみましょう。■カルテの記入やペットオーナーへの報告が大変だと感じる理由とは?
・ ワンちゃんによって様々な体質や性格もあるので、細かな対応をするためには飼主へのヒアリングが必須だが情報の管理は大変(30代/愛知県/女性)
・カルテの記入はそれぞれパターンが違うため、事細かに記入するとなるとそれ相応の時間がかかる(40代/東京都/女性)
・入力情報の数が多く大変(50代/東京都/女性)ペット情報は項目が多く、きめ細やかなカルテの記入をすることが大変であることがうかがえます。
完全にカルテのデジタル化がされている職場は約4割
続いて、どの業務にデジタル化(システム化)が必要だと思うかうかがいました。
「カルテなどトリマーのどの業務にデジタル化(システム化)が必要だと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、『カルテのペットヘルス情報(予防接種確認、外観チェックなど)のデジタル化(42.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『カルテの施術情報のデジタル化(35.6%)』『顧客(ペットオーナー)管理(33.5%)』と続きました。前問で最も時間がかかると回答が集まったカルテ記入のデジタル化を求める声が特に多い傾向にあるようです。そこで、「あなたの職場ではカルテ(予防接種等ヘルス情報及び施術情報、写真含む)の記入と管理はデジタル化されていますか?」と質問したところ、『完全にされている(36.0%)』『部分的にされている(53.7%)』『何もしていない(10.3%)』という結果になりました。完全にデジタル化されている職場は約4割であり、まだ紙で管理する習慣が残っていることが示唆されました。
カルテのデジタル化の導入がされている「完全にされている」「部分的にされている」と回答した方に「カルテがデジタル化されていて良かった点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『過去施術など情報の確認がラク(47.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『記入や管理が簡単(42.1%)』『顧客との情報共有がしやすい(32.8%)』と続きました。カルテがデジタル化されることで過去の施術情報との照らし合わせや記入・管理が簡単になるという声が多く寄せられました。次に、カルテの記入と管理のデジタル化が、「部分的にされている」「されていない」と回答した方に、「カルテがデジタル化されていないことで良くない点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『手間がかかる(紙への記入をデータ入力するなど)(41.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『記入に時間がかかる(32.6%)』『顧客情報の共有が難しい(32.1%)』という回答結果になりました。やはり紙への記入は、時間も手間も掛かる傾向にあるようです。
カルテの共有に対してポジティブな意見が多い傾向に
続いて、カルテを顧客と共有するメリットについてうかがいました。
「カルテを顧客と共有することで、当てはまると思われるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『報告が自動化され、履歴も見えてコミュニケーションがしやすくなる (44.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『ヘルス情報を前提とした施術がきちんと報告され店舗への信頼度が高くなる(36.2%)』『手順等が自動化されペットケアのサポートがしやすい(34.9%)』と続きました。カルテの共有はトリマーの業務軽減だけではなく、顧客とのコミュニケーションや信頼関係につながると感じる方が多いことが示されました。続いて、「カルテを他店舗・他トリマーと共有することで、当てはまると思われるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『顧客(ペットオーナー)のペット情報を新たに記載する必要がなく、業務効率の向上につながる(42.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客(ペットオーナー)自身が明確に要望を伝えやすくなると思う(39.4%)』『他サロンの過去の施術内容が確認・理解できて顧客(ペットオーナー)要望を叶えやすい(32.3%)』と続きました。他店とのカルテの共有は、業務効率化に加え、顧客満足度にもつながると考えている方が多いと示されました。
最後に、「カルテの顧客(ペットオーナー)や他店舗との共有(閲覧)を実施したいか否かを教えてください」と質問したところ、『顧客とは共有したい(40.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客、他店舗・他トリマーどことも共有したい(35.0%)』と続きました。対象者を限らずカルテを共有したいと考える方が4割弱いる結果となり、顧客との共有に関しては、7割以上が共有に前向きであることが示唆されました。
まとめ:トリマーの業務効率化や顧客満足度にはカルテのデジタル化は有効であり、ポジティブな意見が多数寄せられる結果に
今回の調査で、トリマーの業務の実態やデジタル化に関する意見が明らかになりました。
トリマー業務を多忙と感じる方は非常に多く、特にカルテ記入や顧客ヒアリングなどの業務に負担を感じている方
その理由として、ペットはそれぞれ性格や体質が違うため、きめ細やかな記入や伝達をしようとすると、時間がかかってしまうことがうかがえます。続いて業務のデジタル化についてうかがったところ、完全にデジタル化されている職場はまだ約4割程度に留まっています。カルテのデジタル化のメリットとして、過去の施術情報の確認や記入、管理が楽になると感じている方が多いようです。一方、デジタル化されていないデメリットとして、紙への記入は時も手間も掛かるという声が多く寄せられました。実際にデジタル化を希望する業務としてはカルテ記入を求める声が約8割という結果になりました。また、カルテを顧客と共有することについては、報告が自動化され、履歴も見えてコミュニケーションがしやすくなると感じている方が多いようです。
さらに、他店とのカルテの共有についても「業務効率の向上につながる」や「顧客が要望を伝えやすい」というメリットがあることも明らかになりました。
カルテのデジタル化のメリットは業務効率化だけでなく、顧客満足度につながることが示唆されました。
・ペットトリマーと飼い主の幸せにつながる『トリマー共有カルテ』
・当分モニターとして無償、その後は賛助会員として1年に1万円~2万円の支払い
今回、「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査を行ったエックスライフ株式会社(https://www.xlife.co.jp/)は、人やペット、動植物の生涯のデジタル化(ライフDX)を実現するクラウド型ITサービス「xLife(エクスライフ)」を提供しています。
詳細を見る
このxLifeは動植物の健全育成/共生化も大きなテーマとしており、関係する法人/団体など事業者のための業務会員サービスがあります。
その1つがトリマーサロンのための業務会員サービスで、日報記入や写真データ保管、プロモーション発信等の業務DXと共にカルテの電子化と共有化のための「トリマー共有カルテ」を実装しました。
■トリマーサロン業務DXについて
トリマーサロンでの業務のデジタル化(DXサービス)の一部を紹介します。
・マイカード
事業者のスマホ名刺MyCARDで様々な情報を掲載して交換し繋がりができます。
・カードフォルダ
MyCARD繋がりした人や業者の一覧が表示、現況を確認しチャット式に連絡もできます。
・一斉連絡
MyCARD繋がりの人の全員に連絡ができます(選択送信可能)
・自分史非公開
業務日報など記入できます(写真の添付可)
アイコン画像
・テーマ追求
研究やお知らせなどを記述し公開すればお客様プロモーションができます。
・マイ画像
写真データなどをクラウドに保管できます。
■トリマー共有カルテとは
トリマーサロンにおける予防接種や外見などペットヘルス情報とトリマー施術情報(併せてカルテ情報)をデジタル化で効率化し、ペットオーナー様との共有化でお互いの信頼を向上し、ペットの健全な生涯を支援するサービスです。
ペットトリマーサロンに対して、顧客プロモーション、顧客リマインド、日報記入、データ保管、さらにトリマーとペットオーナー双方の満足度を高めることを目的としています。
x Lifeのトリマーカルテのサービスと利用手順を紹介します。
(1)顧客(ペットオーナー)登録
カルテ顧客登録のためのQRコードで実施します。
オーナー様がxLife会員であれば即、顧客登録が完了します。
オーナー様がxLife会員でなければ、自動的にxLife会員のアカウントづくりに進みます。簡単な基本情報及びペット情報を入力するとxLife会員及びカルテのオーナー登録が同時に完了します。下記がカルテ顧客登録用QRコードでサロンごとに発行されます。
(2)トリミング対象の顧客、ペットの選択
お客様が来院されたら、カルテ登録されている顧客オーナーを選択します。
多数の顧客登録がある時は検索も可能です。
選択した顧客の飼育ペットから対象となるペットを選択します。
(3)対象ペットの予防接種等最新ヘルス情報、過去カルテの確認
選択したペットのワクチン、予防接種等の事前確認ヘルス情報が表示されます。
ヘルス情報はxLifeがペットごとに提供するサービスで飼い主及び獣医が記帳します。
トリマーさんは狂犬病、フィラリア、ダニ、ノミの状況を一目で確認できます。
詳細な最新ヘルス情報は以下で確認します
同様に、自サロンでの直近カルテや過去カルテさらに他サロンでの共有カルテの閲覧が可能となります。
今日のトリミングのために必要ならご覧ください。
(4)新規カルテ(今日のトリミングカルテ)の記入
カルテは担当者を入力後に、ペットの身体の事前検証記録、部分施術記録、シャンプー&ブロー記録、カット記録、写真添付そして報告記録の順に行います。
おのおのトリマーがやるべき作業が網羅され、そのほとんどは選択式に効率化され気づいた点のみ記入する形になります。
写真は事前、途上、事後で撮影しまとめて登録できます。
また、カルテ記入はコース選択で自動記入が可能です。
コースはペットの種類や大きさ(大型、中型、小型)で施術内容をパターン化して事前登録ができます。このコース設定によりカルテ記入が大幅に省力化されます。
カルテ記入は施術と同時進行がお勧めですが、後でまとめてや翌日記入も可能です。
(5)カルテの共有の指示(顧客オーナー、他サロン)
施術しカルテ記入の途上、終了時に公開(共有)、非公開(非共有)が指示できます。
施術、カルテ記入の途上で公開すれば待合室や遠方にいる飼主がその経過をリアルタイムで確認できます。
また、公開すれば共有カルテとして飼主オーナーはもとより、飼主オーナーが顧客登録している他サロンにも公開されます。
(6)共有しないサロン独自の施術メモの記入
最後にサロンが独自に記入する施術メモがあります。
ここには、当日のペットや飼主オーナーの状況をメモします。
この施術メモはサロンのみの情報で、共有されません。
今回このxLifeペット共有カルテをご利用いただいているペットサロンDOG PROSHOP SILVER FANG代表の森下祐樹様のコメントを紹介します。
森下様はブリーダーでもありトリマー学校の講師も務めています。
「今までの紙ベースのトリマーカルテに代えてxLifeの電子カルテを利用しています。
ワクチンや予防接種などヘルス情報が自動で表示、トリマーサロンとしてやるべき確認事項や施術項目がカルテ上に整理されており、手際良く仕事を進めることが出来ました。
またカルテを飼主オーナー様と共有することで正確で迅速な報告もでき、きめ細かな要望の吸い上げも可能となりました。さらにコース設定でサービスメニューの多様化とカルテ記入の省力化が図れたことも大きいです。ペットトリマーササロン業界は多忙な点からも電子カルテなど業務DXは遅れていると思います。業界の底上げ、そしてペットの健全な育成のためにもxLifeの業務DXと共有カルテに期待しています。」
xLifeでのトリマーサロンの業務DXと共有カルテは無料で利用できます。
運用経費などの点から年間1~2万円ほどのプレミアム会員としての賛助をお願いしています。
【エックスライフ株式会社(XLIFE Inc.) について】
70歳以上を中心としたシニア集団、 人、ペット、動物、植物の生涯をデジタル化することで自助、共助、動植物との共生を推進し未来へ繋ぐことをテーマに2021年7月に創業。xLife企画、設計、デザイン、開発の全てを現役シニアが担当する。
URL:https://www.xlife.co.jp/
Mail: info@xlife.co.jp
代表取締役 佐藤孝幸
1951年1月宮城県丸森町生まれ、(株)東芝の電算機事業部、総合研究所にて航空管制や列車/バスダイヤ自動編成等の自動化システムに従事する。1998年インターネット時代を想定しオープンソースでのネット系システムを開発する(株)タイムインターメディアを創業し社長就任、初のネット楽曲配信、映画等動画配信システムや大学等文教系システムを送り出す。2017年経営統合して東証上場。
2021年、70歳で社長を退任しエックスライフ(株)を創業。
著書として「わかるC言語」(学研)、「システム設計」(翔泳社)など多数。
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(2024/06/06 10:00)
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