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ニキビ跡とおさらばしよう
~新しい治療法を徹底解説~ 【第3回】

 鏡を見るたびにニキビ跡が気になって、ついため息をついてしまう。ニキビ跡のせいで自信を失い、人と会うのをためらった経験がある方もいるかもしれません。ですが、適切なケアを行えば、きれいな肌を取り戻せる可能性は十分にあるのです。最近では、効果的で負担の少ない治療法も増えてきています。今回は、注目されている新しい治療法や早めの対応の重要性について詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

 ◇放置すると悪化? 早めの対応がポイント

 ニキビ跡をそのままにするのは得策ではありません。ニキビ跡は、ニキビの炎症によって皮膚の組織がダメージを受けた状態です。炎症が進むと皮膚がへこんだり、ケロイド状に盛り上がる跡ができたりすることもあり、一度できた跡は自然に消えにくく、放置するほど治療が難しくなります。

 また、色素沈着を伴う場合、紫外線を浴びるとしみが濃くなり、跡が定着してしまう恐れもあります。こうした理由から早期の治療が鍵となります。適切なケアで悪化を防ぎ、自信の持てる肌を目指しましょう。

ニキビ跡の種類を知ることが適切な治療につながる(イメージ画像)

ニキビ跡の種類を知ることが適切な治療につながる(イメージ画像)

 ◇ニキビ跡、症状は3種類

 ニキビ跡には大きく分けて三つのタイプがあり、それぞれ原因や特徴が異なります。

 1 赤みが残るタイプ

 ニキビが治った後も赤みが残る場合があります。これは、炎症を抑えるため毛細血管が集中しているからです。多くの場合は時間がたつにつれて目立たなくなるでしょう。

 2 茶色っぽいしみになるタイプ

 ニキビの跡が茶色や紫色に変色し、しみのように残ってしまう症状です。

 ニキビなどの炎症が起こると、皮膚はダメージから回復しようとしてメラノサイト(色素細胞)を活性化させます。この時にメラニンが過剰に生成されることが原因で症状が起きます。

 特に紫外線は要注意。紫外線が肌を刺激することで防御機能が働き、さらにメラニンの生成が促進され悪化する可能性があるからです。早めのケアが重要と言えます。

 3 凸凹が目立つクレータータイプ

 繰り返される炎症により毛穴の構造が変化し、皮膚が凸凹とした状態になってしまうタイプです。この状態は真皮など皮膚の深い層まで炎症が及んでいて、修復できないことが多いため、他のタイプに比べて治療が難しい特徴があります。

 自分のニキビ跡がどのタイプかを知ることは適切な治療法を選ぶ第一歩です。専門医による診断を受けて、自分の肌に合ったアプローチを見つけましょう。

ニキビ跡の改善は自力でのケアでは限界がある。専門医による治療も選択肢の一つ(イメージ画像)

ニキビ跡の改善は自力でのケアでは限界がある。専門医による治療も選択肢の一つ(イメージ画像)

 ◇ニキビ跡の治療方法

 ニキビ跡は、時間の経過とともに自然と目立たなくなる場合もありますが、症状によってはセルフケアだけでは改善しにくいことがあります。クレーターのような凹凸が残るニキビ跡などがそれに当てはまり、専門的な治療が必要です。ここでは、ニキビ跡をきれいにする新しい治療法について、それぞれ紹介します。

 1 レーザーや光で肌をリセットする治療

 レーザーや光を使った治療法は、熱エネルギーや光を肌に当てることで肌のターンオーバーを促進し、色素沈着や凹凸を改善します。

 クレーターには、フラクショナルレーザーが効果的です。皮膚にレーザーを点状照射し、表面に微細な穴を開け、自己修復力を高めて新しいコラーゲンを生成することで、凹凸やクレーターの改善を促す治療法です。

 主なフラクショナルレーザーの種類は、CO2フラクショナルレーザーやピコフラクショナルレーザーなど。CO2フラクショナルレーザーは高出力の炭酸ガスレーザーで、ダウンタイム(施術後、回復するまでに必要な期間や、日常生活への支障が出る時間のこと)はやや長めです。

 ピコフラクショナルレーザーは、ピコ秒(ピコは1兆分の1)レーザーで表皮内にごく小さな穴を開けます。従来のレーザー機器の照射時間であるナノ秒(ナノは10億分の1)に比べ、皮膚にダメージを与える時間が短いため、ダウンタイムもほとんどなく、痛みも少ないと言われています。色素沈着の改善にも効果的です。

 広範囲の波長の光を照射する光治療(IPL=Intense Pulsed Light)も、しみや赤み、肌のくすみを和らげます。

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