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「医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVO(ムーボ)」が「2024年“超”モノづくり部品大賞」の「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞

NSK
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、中期経営計画において「新商品を育てる」という方針を掲げ、より安全・安心な社会の実現に向けて、ロボット・医療・バイオ分野で当社コア技術を活かした価値創出の挑戦を進めており、その一環として開発した「医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVO(ムーボ)」が、「2024年“超”モノづくり部品大賞」において「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞しました。

今回、受賞した「医療従事者にも患者にも嬉しい搬送アシストロボット MOOVO(ムーボ)」(以下、本ロボット)は、医療現場での負担軽減を目指し、医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院の協力の下で、ストレッチャー搬送の支援のために開発しました。片手での簡単なリモコン操作のみで、医療従事者による自由自在なストレッチャー搬送を実現します。シームレスに手動と電動を切り替えることが可能な電動キャスタを搭載しており、今まで通り手動でストレッチャーを動かすこともできるため、既存の搬送ワークフローを変更することなく導入することが可能です。また全方向に対する段差乗り越え性能を持つとともに、患者視点での乗り心地(振動)や静穏性も兼ね備えています。


図:本ロボット(左)、本ロボット使用シーン(右)


また本ロボットの特徴として、既存のストレッチャーにアタッチメントを取り付けるだけで装着できるため、ロボット導入時に発生するコストや負担を軽減できます。また、リモコンを使って一度のボタンで着脱を行うことができます。引き続きユーザの声をもとにした製品改良を重ねていき、今後はベッド搬送やリネンサプライなどの搬送にも適用拡大していく予定です。将来的には病院・医療現場以外に向けた多用途搬送支援ロボットとしても提案していきます。


ストレッチャーの下部フレームに固定するアタッチメント



■受賞概要


<“超”モノづくり部品大賞について>
2003年、日本の産業・社会の発展に貢献することを目的として「縁の下の力持ち」的存在であり、モノづくり産業のグローバル競争力の源泉である部品・素材に焦点を当てた「モノづくり部品大賞」が創設。2008年より、名称が「“超”モノづくり部品大賞」となる。




■本ロボット関連リリース他
・2024年4月19日 プレスリリース:
医療現場で搬送アシストロボットを実用化 | 日本精工 (NSK) 
・2024年1月22日発行 論文発表:
NSK TECHNICAL JOURNAL No.696 
「院内搬送アシストロボットによる医療従事者の負担軽減取組み」

■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL(TM)を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。
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