生成AIを利用したDXボイスボットの導入
日本システム技術株式会社
~『iBss』コールセンターにおける業務効率化実績公開~
当社は、保険者様向けに業務効率化ソリューションとして2020年10月1日より提供を開始した保険者業務支援システム『iBss(アイビス/Insurers Business Support System)』の社内業務につきまして、株式会社リンク(以下「リンク社」)の提供する『BIZTEL』(※1)に株式会社AI Shift(以下「AI Shift社」)の提供するAI Messenger Voicebot(※2)(以下『ボイスボット』)を連携し、導入いたしました。
■導入背景と概要
保険者様業務のICT化に対するご要望から誕生した『iBss』は、WEB検認システムを中心に多くの保険者様にご利用いただき、急速に拡大しております。しかし、この急速拡大に伴い、コールセンター業務が増加し、オペレーターの負担が増加していました。そのため、業務を効率化し、生産性を向上させることにより、オペレーターの負担を軽減することが求められました。
これらの課題を解決するため、『iBss』コールセンターの社内業務においてリンク社の提供する『BIZTEL』にAI Shift社が提供する『ボイスボット』を連携し、導入を開始しました。『ボイスボット』は生成AIを利用して発話者の意図を理解し、適切な回答を導き出す仕組みを搭載したサービスです。
導入効果を確認するために、2024年9月30日時点でコールセンターが終了し、前年度実績のあるA保
険者様とB保険者様の2つの保険者様を対象として効果について確認しました。
【集計条件】
検証期間:2024年7月22日~2024年9月30日
検証対象保険者様:2保険者様 (A保険者様・B保険者様)、前年度実績あり
■導入結果と考察
1.A保険者様『ボイスボット』導入による業務効率化効果と問い合わせ対応状況の変化
2023年の対象者数は5,000人、2024年は5,500人となり、前年比で500人増加しました。被扶養者資格調査に関する問い合わせ件数を比較した結果、2023年は電話とメールを合わせて211件、2024年は212件であり、大きな差は見られませんでした。
2023年の問い合わせの中で、電話問い合わせは98件あり、『ボイスボット』を導入していなかったため、全件オペレーターが対応していました。2024年では電話問い合わせが113件ありましたが、オペレーターが対応したのは50件で、前年比56%の大幅な減少となりました。この結果から、『ボイスボット』の導入による効果が明確に現れていると考えられます。
2.B保険者様『ボイスボット』導入による業務効率化効果と問い合わせ対応状況の変化
2023年の対象者数は725名、2024年は502人となり、前年比で223人減少しました。被扶養者資格調査に関する問い合わせ件数を比較した結果、2023年は電話とメールを合わせて383件、2024年は270件となり、前年比で113件減少しました。
2023年の問い合わせの中で、電話問い合わせは258件あり、『ボイスボット』を導入していなかったため、全件オペレーターが対応していました。2024年では電話問い合わせが178件ありましたが、オペレーターが対応したのは87件で、前年比52%の大幅な減少となりました。この結果から、『ボイスボット』の導入による効果が明確に現れていると考えられます。
■今後の展望
今回の『ボイスボット』導入により、オペレーターの電話対応件数が大幅に削減され、負担と工数が軽減されました。その結果、オペレーターは削減した工数を活用して、『iBss』のプロダクトの1つである被扶養者資格調査の審査業務に注力できるようになり、品質向上に繋がりました。
引き続き、ノウハウの蓄積を進めるとともに、オペレーターの工数削減に向けて『ボイスボット』による解決率の向上や、オペレーター工数の有効活用方法を検討して参ります。また、お客様にご好評をいただいております加入者様向けポータルサイトおよび保険者様向け業務支援システムについても、さらに改善を重ね、加入者様と保険者様双方の利便性向上を図って参ります。
なお、当社は引き続き保険者様のDX化を推進・支援して参りますので、今後とも『iBss』にご期待ください。
■『iBss』について
『iBss』のコンテンツ一覧等、詳細は以下をご参照ください。
https://jmics.jp/ibss/
※1:『BIZTEL』
『BIZTEL』は、株式会社リンクが提供するクラウド型PBXです。
ボイスボット・生成AIとの連携など多彩な機能を提供しており、オフィスやコールセンターのテレワーク環境の構築や、電話業務の効率化を支援しています。
※2:AI Messenger Voicebot
AI Messenger Voicebotは、株式会社AI Shiftの提供する独自開発のAI技術により電話応対業務をDXするボイスボットサービスです。AI Messenger Voicebot上で、自社の仕様にカスタマイズされたシナリオを作成でき、企業における様々な電話業務をニーズに応じて自動化し、カスタマーサポートの業務効率化の実現が可能です。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本システム技術株式会社
ヘルスケアイノベーション事業部 担当:澤田・杉本
TEL:06-4560-1050
Mail:jmics-sales@jast.co.jp
▼日本システム技術株式会社 企業情報
https://www.jast.jp/
以上
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~『iBss』コールセンターにおける業務効率化実績公開~
当社は、保険者様向けに業務効率化ソリューションとして2020年10月1日より提供を開始した保険者業務支援システム『iBss(アイビス/Insurers Business Support System)』の社内業務につきまして、株式会社リンク(以下「リンク社」)の提供する『BIZTEL』(※1)に株式会社AI Shift(以下「AI Shift社」)の提供するAI Messenger Voicebot(※2)(以下『ボイスボット』)を連携し、導入いたしました。
■導入背景と概要
保険者様業務のICT化に対するご要望から誕生した『iBss』は、WEB検認システムを中心に多くの保険者様にご利用いただき、急速に拡大しております。しかし、この急速拡大に伴い、コールセンター業務が増加し、オペレーターの負担が増加していました。そのため、業務を効率化し、生産性を向上させることにより、オペレーターの負担を軽減することが求められました。
これらの課題を解決するため、『iBss』コールセンターの社内業務においてリンク社の提供する『BIZTEL』にAI Shift社が提供する『ボイスボット』を連携し、導入を開始しました。『ボイスボット』は生成AIを利用して発話者の意図を理解し、適切な回答を導き出す仕組みを搭載したサービスです。
導入効果を確認するために、2024年9月30日時点でコールセンターが終了し、前年度実績のあるA保
険者様とB保険者様の2つの保険者様を対象として効果について確認しました。
【集計条件】
検証期間:2024年7月22日~2024年9月30日
検証対象保険者様:2保険者様 (A保険者様・B保険者様)、前年度実績あり
■導入結果と考察
1.A保険者様『ボイスボット』導入による業務効率化効果と問い合わせ対応状況の変化
2023年の対象者数は5,000人、2024年は5,500人となり、前年比で500人増加しました。被扶養者資格調査に関する問い合わせ件数を比較した結果、2023年は電話とメールを合わせて211件、2024年は212件であり、大きな差は見られませんでした。
2023年の問い合わせの中で、電話問い合わせは98件あり、『ボイスボット』を導入していなかったため、全件オペレーターが対応していました。2024年では電話問い合わせが113件ありましたが、オペレーターが対応したのは50件で、前年比56%の大幅な減少となりました。この結果から、『ボイスボット』の導入による効果が明確に現れていると考えられます。
2.B保険者様『ボイスボット』導入による業務効率化効果と問い合わせ対応状況の変化
2023年の対象者数は725名、2024年は502人となり、前年比で223人減少しました。被扶養者資格調査に関する問い合わせ件数を比較した結果、2023年は電話とメールを合わせて383件、2024年は270件となり、前年比で113件減少しました。
2023年の問い合わせの中で、電話問い合わせは258件あり、『ボイスボット』を導入していなかったため、全件オペレーターが対応していました。2024年では電話問い合わせが178件ありましたが、オペレーターが対応したのは87件で、前年比52%の大幅な減少となりました。この結果から、『ボイスボット』の導入による効果が明確に現れていると考えられます。
■今後の展望
今回の『ボイスボット』導入により、オペレーターの電話対応件数が大幅に削減され、負担と工数が軽減されました。その結果、オペレーターは削減した工数を活用して、『iBss』のプロダクトの1つである被扶養者資格調査の審査業務に注力できるようになり、品質向上に繋がりました。
引き続き、ノウハウの蓄積を進めるとともに、オペレーターの工数削減に向けて『ボイスボット』による解決率の向上や、オペレーター工数の有効活用方法を検討して参ります。また、お客様にご好評をいただいております加入者様向けポータルサイトおよび保険者様向け業務支援システムについても、さらに改善を重ね、加入者様と保険者様双方の利便性向上を図って参ります。
なお、当社は引き続き保険者様のDX化を推進・支援して参りますので、今後とも『iBss』にご期待ください。
■『iBss』について
『iBss』のコンテンツ一覧等、詳細は以下をご参照ください。
https://jmics.jp/ibss/
※1:『BIZTEL』
『BIZTEL』は、株式会社リンクが提供するクラウド型PBXです。
ボイスボット・生成AIとの連携など多彩な機能を提供しており、オフィスやコールセンターのテレワーク環境の構築や、電話業務の効率化を支援しています。
※2:AI Messenger Voicebot
AI Messenger Voicebotは、株式会社AI Shiftの提供する独自開発のAI技術により電話応対業務をDXするボイスボットサービスです。AI Messenger Voicebot上で、自社の仕様にカスタマイズされたシナリオを作成でき、企業における様々な電話業務をニーズに応じて自動化し、カスタマーサポートの業務効率化の実現が可能です。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本システム技術株式会社
ヘルスケアイノベーション事業部 担当:澤田・杉本
TEL:06-4560-1050
Mail:jmics-sales@jast.co.jp
▼日本システム技術株式会社 企業情報
https://www.jast.jp/
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(2024/11/14 16:04)
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