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目覚めがすっきりしない、しっかり寝たつもりでも疲れがとれない、日中眠くて集中できない―。睡眠に何らかの問題を抱えている人は5人に1人という。日中の眠気により作業能力や判断力の低下を引き起こし、社会的にも大きな損失をもたらす睡眠障害は、単なる寝不足では片付けられない問題だ。睡眠医療の現状について、東京慈恵医科大学葛飾医療センター院長で日本睡眠学会理事長でもある伊藤洋医師に聞いた。
◇治療対象は慢性不眠症
―ちゃんと寝たはずなのに、朝疲れが残っていたり、昼間ずっと眠かったりするのは病気なのでしょうか。
眠りのサイクルは人それぞれです。長い睡眠時間が必要な人もいれば、短い時間でも十分な休息を取れる人もいます。どちらが良いというわけではなく、睡眠の条件は生まれもった体質や生活習慣に大きく左右されます。だから、早寝早起きをすればいい、というものでもないのです。自分に最適な眠りを見つけることが大切です。
午前9時から仕事や学校が始まるのに起きられない、日中の眠気が強くて、仕事や勉強に集中できないなど社会生活に支障をきたす状態が週3回以上の頻度で3カ月以上続くときには「慢性不眠症」と診断され、治療の対象となります。わが国における有病率は6~8%と推定されていて、日中の眠気により、個人的な活動効率を下げるだけでなく、さまざまな社会的・経済的損失をもたらすことが分かってきました。2012年に国内で行われた調査によると、睡眠障害による損失は年間3兆5000億円に上ると推定されています。
(2016/11/10 12:34)
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