治療・予防 2024/11/22 05:00
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~アレルギー患者で活性化(信州大学医学部付属病院 柳沢龍准教授)~
女性のオストメイト(人工肛門や人工ぼうこうを設けている人)は、女性だけの集まりで悩みを打ち明けることができる。だが、女性特有の恥じらいから相談をためらい、肌のトラブルを長く放置してしまうケースもあるという。大阪警察病院(大阪市)の皮膚・排泄(せつ)ケア認定看護師の阪口裕子(さかぐち・ゆうこ)さんに聞いた。
◇多いのは肌トラブル
女性の場合、直腸に隣接する子宮頸(けい)がんなどでも、直腸を切除してストーマを設けることがある。自分で排せつをコントロールできないので、ストーマに排せつ物をためる袋などの装具を着け、日常的なケアが必要になる。
「受診される女性オストメイトの悩みで多いのは肌のトラブルです」と阪口さん。主な原因は、ストーマと排せつ物をためる袋の間にできた隙間から排せつ物が漏れ出てしまうことだ。
また、ストーマに袋を着ける際には面板と呼ばれる接着シートを使用するが、面板を含む装具には適切な交換時期がある。通常のタイミングよりも早いと面板の粘着力が残っているために、肌にダメージを与えることがある。装具が肌を圧迫し続けることにより、うっ血が生じることもある。
◇専門外来の受診を
ストーマに着ける装具は人によってタイプやサイズが異なる。排せつ物が漏れる原因としては、ストーマ造設後に著しく太るなどして装具が適切なサイズでなくなり、隙間が生じるケースが多い。また、姿勢が影響していることもある。
「装具の調節や肌のトラブルなどはこんなものだろうと思い込まずに、ストーマ外来を受診すれば解消する可能性があります」と阪口さんは話す。
「女性は男性に比べてセルフケアをいとわないことに加えて、女性特有の恥じらいもあり、ストーマ外来を受診する機会を逸する傾向があります。誰にも話せないストーマの悩みを相談する気持ちで来てほしい」と、定期的な受診を勧めている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2018/02/02 13:11)
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