治療・予防 2024/12/26 05:00
妊婦の不安を取り除く
~感染時期がポイントに―トキソプラズマ感染症~
「保育園へ無事に入れた」という安心もつかの間、入園後に体調を崩して頻繁に休園しなければならなくなる乳幼児は多い。仕事を持つ親にとってはつらい状況だ。幼い子どもの体調不良の原因や予防法などについて、まなこどもクリニック(千葉市)の原木真名(はらき・まな)院長に聞いた。
◇感染症の重症化
免疫機能が確立していない0~1歳児の間で病気がまん延しやすいのは当然だが、3歳未満までは、風邪が重症化して中耳炎や脱水症などを引き起こしたり、症状が長引いたりすることが多い。
子どもを保育園に預けてフルタイムで働くことを望む親は多いが、「入園後1カ月間は、体調不良で数日しか登園できない子が珍しくありません」と原木院長。そのため、勤務を調整したり、祖父母ら身近な人に世話を頼んだり、病児保育室に登録したりするなど、不測の事態に備えておくことが重要だ。
(2018/04/11 18:00)
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