一流の流儀 「追い込みの女王」AYA クロスフィットトレーナー
(第12回)トレーナーという仕事
常に生徒の手本であれ
「トレーニングって楽しい。それが落ち込んだ気持ちを救ってくれるのです」と真っすぐに話すAYAさんの言葉は、長年スポーツに親しんできた正直な気持ちだろう。嫌なことがあった時やストレスがたまっている時は、あえて苦しいトレーニングをしてみる。そして、運動の課題がクリアできた時には、自分の悩みが解決していることを感じてきたと言う。
「達成感に満ちあふれているからかなあ。運動は自分の体の一部だし、欠かせません。運動に自分を救ってもらっている面が結構あると思います。だから、トレーニングはつらくても、本当はつらくないのです」と笑顔で話した。
それにしても、周囲から尊敬と憧れを持って見られる肉体を手に入れた後でも、日々欠かさずにトレーニングを続ける理由はなぜだろうか。
「クロスフィットは、高強度で肉体を追い込まなければならないフィットネスです。自分の体型がどうかということはあまり気にならない。しかし、トレーナーとしても自分のパフォーマンスがきちんとできる体でありたいと思っています。格好良く動けるようにこのトレーナーについていきたい。そう生徒さんに思われるよう、常に自信を持って指導していきたい。自分も追い込んでいなければ、偉そうなことは言えません。そのためにトレーニングを続けています」
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(2018/07/10 11:12)