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中高齢発症の気分障害にタウタンパク質が 関わることを脳画像と死後脳データで実証
近年疫学研究から、中高年で発症する気分障害が認知症の前段階である可能性が指摘されています。多くの認知症ではタウやアミロイドβなどの異常蓄積が関与しますが、これらが気分障害にどう影響するかは不明でした。本研究では、タウ病変を検出…
血液細胞から神経細胞を直接誘導する新技術 -NEUROD1遺伝子を用いた部分的リプログラミング法を開発-
私たちは、血液細胞に特定の遺伝子群を導入することで、シャーレ内で神経細胞に転換させる新しい技術を開発しました。本研究は、神経分化に関わる bHLH 型の転写因子 NEUROD1と iPS 細胞の樹立で利用される 4 遺伝子(OCT3/4、SOX2、KLF4、c-MY…
代謝機能を保持した肝細胞オルガノイドの効率的培養法の開発
肝臓は高い再生能を有しますが、成人肝細胞の体外増殖は限定的でした。また増殖過程では胆管化生が生じ、数日で肝細胞の形質を消失するため、試験管内での機能の再現は困難でした。今回我々は、オンコスタチンMによるSTAT3の活性化が成人肝細胞…
尿細管DNA損傷から始まる腎・免疫・代謝クロストークの探求 -慢性腎臓病と老化の新たな接点を明らかに-
慢性腎臓病患者数は人口の高齢化を背景に世界的に増加傾向にあり、心血管疾患のみならず全死亡リスクの上昇をもたらすことで問題となっています。本研究では、腎障害進展の共通経路に関与する近位尿細管上皮細胞障害に注目しました。私達のグル…
加齢にともなう認知機能低下を科学する ―大規模な百寿者研究の全ゲノム解析でわかった分子メカニズム―
当塾の西本祥仁 (内科学(神経)学部内講師)、新井康通 (百寿総合研究センター教授)、岡野栄之 (再生医療リサーチセンター教授)らの研究チームは、1,017名の100歳以上の方(百寿者)の中で、認知機能の詳細な評価と全ゲノムの遺伝子解析に協力…