三叉神経痛〔さんさしんけいつう〕

 顔面神経痛と呼ばれることもありますが、実際は三叉神経からくる痛みです。
 三叉神経は脳神経の一種であり、脳幹から出たあと3本の枝に分かれます。それぞれの枝は眼窩(がんか:眼球が入っている骨のくぼみ)や下顎骨(かがくこつ:下あご)の中を通って、顔面の皮下に出てきます。はたらきは顔面の皮膚感覚とあごやのどの運動支配です。

【症状】
 突然に顔面の激痛が起こり、寒冷や振動などの刺激によって誘発されることもあります。

【原因】
 神経が血管によって圧迫されるために起こると考えられていますが、原因がはっきりしないものがあります。

【治療】
 抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)や鎮痛薬の内服、麻酔薬を神経に注射する神経ブロックがよくおこなわれます。手術による治療として、顔面けいれんと同じく、神経減圧術をおこなうことがあります。

【参照】脳・脊髄・末梢神経・筋の病気:三叉神経痛

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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