眼瞼けいれん〔がんけんけいれん〕 家庭の医学

【症状】
 目の周囲がピクピクと動く疾患で、まぶしい、目が乾くなどの自覚症状が起こります。進行すると目を開けていられなくなり、生活に支障をきたすこともあります。顔面けいれんと異なり、両目に起こることがほとんどです。

【原因】
 精神的ストレス、外傷、抗精神病薬・睡眠薬の内服などが原因といわれていますが、はっきりわかっていません。

【治療】
 抗不安薬など内服治療の効果は弱いといわれています。ボツリヌス毒素の注射が有効であり、保険適用もありますが、3~9カ月で効果はなくなります。
 外科的治療として、眼瞼の中にある眼輪筋を切除する手術や眼瞼下垂と同じような手術をおこなうことがあります。

【参照】目の病気:眼瞼けいれん

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
医師を探す