汗疱〔かんぽう〕

 足にできると、みずむしとよくまちがえられます。多くは手のひらにできる、粟粒(あわつぶ)ほどの水ぶくれです。入浴したあとなど汗をかくと目立ちます。
 かゆみはないこともあることも、人によってさまざまです。水疱が破れ、手のひらがカサカサしてくるので、汚く思って医者をたずねることが多いようです。いわゆるみずむしは、これと似ているため、“汗疱状白癬(かんぽうじょうはくせん)”という名がついています。

[原因]
 汗の排泄管の出口が細くなっているため汗がたまるもので、あせもと似ています。

[治療]
 1.副腎皮質ステロイドの外用。
 2.ビタミンA軟膏(なんこう)、サリチル酸軟膏をすり込みます。
 3.絶えず手をマッサージして、汗の出をよくします。

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