金融 医療・医薬・福祉

医療ICTアルムの子会社「PENTAS(ペンタス)」社への投資を実行

NES株式会社
国内初の治療計画プログラムを付随した脳動脈瘤コイル留置用ステントを開発

NES株式会社(代表取締役 今川信宏、以下 NES)は、NESが無限責任組合員を務めるファンドより、医療ICTの株式会社アルム(代表取締役 坂野哲平、以下 アルム)の子会社で、脳動脈瘤コイル留置用ステントの開発を手がける株式会社PENTAS(代表取締役 金井智彦、以下 ペンタス)へ出資いたしました。





ペンタスは2015年にアルム子会社として設立後、2016年に第一種医療機器製造販売業・医療機器製造業を取得し、「PENTAS治療計画プログラム」及び「PENTASステント」の製造と開発を開始しました。2016年3月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けて、東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座、村山雄一講座担当教授のもと多施設共同にて医師主導型臨床治験を開始しました。2021年3月に臨床治験が無事終了となり、国内医療機器製造販売申請を行い、2022年8月26日に承認されました。治療計画プログラムが脳動脈瘤コイル留置用ステントに付随されるのは国内初であり、これにより、術前治療計画によるシミュレーションでステント規格の選択を支援することが可能となり、脳動脈瘤治療の可視化が期待されます。


*ご参考:薬事承認に関するリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000044577.html

今後、製品の一部改良を経て、来年には上市される見込みです。国内ひいては世界で当製品が普及していくよう、NESとしてもできる限りの支援をしてまいります。



▪️株式会社PENTAS 取締役(株式会社アルム 代表取締役)坂野哲平氏


日本の医療機器市場は、輸入超過の中、医療機器の安定供給の観点からも国産ベンチャー企業による機器開発が求められています。一方、医療機器の開発、特に人体へのリスクが比較的高いと考えられるクラスIIIやクラスIVは、製品開発の他に臨床試験・治験や薬事審査対応などの投資・期間も必要です。より多くの医療機器開発の成功事例及び日本の医療技術の輸出に向けて、投資とリターンの成功事例を構築し、ファイナンスも含めたエコシステムの構築に向けて邁進してまいります。



▪️NES株式会社 投資担当 石川智明


PENTASは、「ハード(ステント)×ソフト(治療計画プログラム)」で医療承認を得た世界で初めての製品で、脳神経外科の第一人者である慈恵医大村山教授を含めて、非常に強固なチーム体制が魅力的です。日本の医薬品は輸入超過(2022年度は4.6兆円の赤字)な状況ですが、純国産の当製品が世界に拡がっていくことを期待しております。




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【企業概要】
■株式会社アルム
所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16階
代表:坂野哲平
設立:2001年4月
ホームページ:https://www.allm.net/

■株式会社PENTAS
所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16階
代表:金井智彦
設立:2015年7月
ホームページ:https://pentas.allm.net

■NES株式会社
NESは、スタートアップ企業への投資と、ファンドの投資収益を活用した起業家育成により、有機的に循環する持続可能な地域社会の実現を目指しています。
所在地:東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズサウスタワー16階
代表:今川信宏
設立:2019年7月
ホームページ:https://nes-vc.com/
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