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バイオテクノロジー企業 VLPセラピューティクスへの出資について

東洋インキSCホールディングス
東洋インキSCホールディングス株式会社(代表取締役社長 高島 悟、東京都中央区)は、この度マラリア、デング熱、がんなどのワクチンを研究開発する米国バイオテクノロジー企業 VLP Therapeutics, Inc.(CEO 赤畑 渉、米国メリーランド州ゲイサーズバーグ、以下「VLPT社」)及び同社のグループ会社であるVLP Therapeutics Japan株式会社(以下「VLPTジャパン社」)と出資契約を締結いたしました。


東洋インキSCホールディングス株式会社(代表取締役社長 高島 悟、東京都中央区)は、この度マラリア、デング熱、がんなどのワクチンを研究開発する米国バイオテクノロジー企業 VLP Therapeutics, Inc.(CEO 赤畑 渉、米国メリーランド州ゲイサーズバーグ、以下「VLPT社」)及び同社のグループ会社であるVLP Therapeutics Japan株式会社(以下「VLPTジャパン社」)と出資契約を締結いたしました。

VLPT社は2013年、従来のワクチン療法を一変する革新的な治療法の開発を目的に、当時アメリカ国立衛生研究所ワクチン研究センターで研究開発を行っていた赤畑渉氏によって設立されました。VLP(ウイルス様粒子)※1やレプリコン(次世代mRNA)技術※2などの基盤技術を元に、がん治療ワクチンとマラリア、デング熱等感染症の予防ワクチンの研究開発を進めています。VLPTジャパン社はVLPT社の基盤技術を用いて新型コロナウイルス感染症(Covid-19)等ワクチンの研究開発に取り組んでいます。

東洋インキグループはライフサイエンスを重点開発領域の一つに定め、2016年に貼付型医薬品事業に参入したほか、バイオサイエンス用ポリマーやイメージング用蛍光プローブ色素などのバイオサイエンス製品「Sciforiem(R) シリーズ」の開発を進めるなど、バイオ・メディカル関連事業の拡大に取り組んでいます。VLPT社とは2023年より研究員2名を派遣しワクチン開発の支援を行うほか、VLPTジャパン社が計画している治験用ワクチン製造拠点(福岡県久留米市、2024年稼働予定)の早期立ち上げ支援のため今年7月より研究員1名を派遣するなど、関係強化を進めてまいりました。

東洋インキグループはVLPT社及びVLPTジャパン社への出資を通じて、同社の様々な事業運営をサポートし、ワクチン開発のさらなる進展と実用化に向けた治験サイクルの加速に寄与するとともに、当社グループのバイオ関連製品分野における協業の可能性を議論してまいります。東洋インキグループは人々の生活を豊かで健やかにする製品やソリューション創出へ挑戦し、ライフサイエンス領域において社会課題の解決に貢献してまいります。








※1 VLP:Virus Like Particles(ウイルス様粒子)の略称。感染性のある遺伝物質を含まないウイルス粒子で、ワクチンとして使用するとウイルスに由来する副反応を引き起こすことなく、強い免疫反応を誘発できる。
※2 レプリコン(次世代mRNA)技術: 自己増殖型のmRNA(メッセンジャーRNA)で、ワクチンとして使用すると接種量を現行のmRNAワクチンの10~100分の1程度に抑えることができることから、より短期間で多くの人口をカバーするワクチンを生産できるほか副反応の低減が期待される。
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