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視覚障がい者のための歩行アシストAIカメラ「seeker(シーカー)」の実証実験を山梨で実施!

株式会社マリスcreative design
~高齢者、障がい者が、健常者の垣根を超えてすべての人が住み良い社会へ~

介護でなく、自立できる世界をつくる株式会社マリスcreative design(本社:東京都墨田区、代表取締役:和田 康宏、以下マリス)は、国立大学法人九州工業大学(福岡県北九州市、学長:三谷 康範、以下九州工業大学)の和田親宗研究室、及びルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:柴田 英利、以下ルネサス)、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸岡 亨、以下NTT Com)とともに、山梨県(知事:長崎 幸太郎)が実施している、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等に伴走し、山梨県全域を対象にした実証実験を全面的にサポートする「第4期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」において、視覚障がい者のための歩行アシストAIカメラ「seeker」製品化のための実証実験を山梨県内横断歩道にて実施いたします。



実装実験の概要


山梨県では、「テストベッドを突破口に最先端技術で未来を創るオープンプラットフォーム山梨」を掲げています。これを実現するために山梨県では、「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を展開しており、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等に対し、山梨県全域において実施する社会実証プロジェクトを全面的にサポートしています。
マリスは「第4回TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」の応募総数56社のうちから採択された7社のひとつになりましたので、この度実証実験を行うことが決定しました。

歩行アシストAIカメラ「seeker」とは?


マリスは、視覚障がい者や高齢者の方々が自由に安心して出かけられるよう、歩行アシストAIカメラ「seeker」を開発しています。「seeker」は、メガネ型の装置に取り付けたカメラとセンサーで取り込んだ情報を、エッジコンピューティングAIを使って処理し、危険な状況を検知すると使用者に振動で危険をお知らせします。

歩行アシストAIカメラ「seeker」の実証実験の概要


「seeker」のAIは、ルネサスのマイクロプロセッサRZ/VシリーズのDRP-AIを用いてエッジコンピューティングAIを実現しています。このDRP-AIでリアルタイムに、横断歩道、信号の検知や駅のプラットフォームの検知を実現することができます。
今回は、実際の横断歩道の状況、健常者が歩行している状況にも対応するため、山梨県内の横断歩道において、システム検証のための実証実験を実施します。今回の検証を踏まえて、製品化に向けたシステム完成を進めます。
また、家族や医療機関への情報連携、緊急時の連絡や通報手段、リコメンド・ナビゲーションなどデータ利活用による機能拡張・利便性向上を実現するため、NTT Comと連携し「seeker」の各種センサーやカメラから取得可能なデータについての検証を行います。

今後の展望


マリスは、今回の山梨県における実証実験を踏まえ、歩行アシストAIカメラ「seeker」の製品化を進めて参ります。今後も、障がい者と健常者の垣根を無くすべく、さまざまな福祉機器の開発を行い、障がい者が自立して生活できる社会を創造して参ります。


▼株式会社マリスcreative designについて
株式会社マリスcreative designは、「障がい者と健常者の言葉の垣根さえもなくなる社会の創造をめざす」を掲げ、障がい者が自立して生活できる社会を実現させるべく福祉機器の開発を行っています。

<これまでの主な受賞歴>
・青山スタートアップアクセラレーションプログラム: 住友不動産賞
・旭化成グループアクセラレーションプログラム「LIFE CO-LAB.(ライフコラボ)」: 優秀賞
・Sony Startup Acceleration Program: 京セラ賞など。
Webサイト(http://maris-inc.co.jp/

▼国立大学法人九州工業大学について
九州工業大学は、1909年に私立明治専門学校として開学して以来、建学の精神「技術に堪能なる士君子」の養成の実践により、これまで7万人近くの工学系人材を世に送り出すとともに、学術の進展につながる知の創造、産業界の競争力強化並びに地域の発展に貢献してきました。2021年に創立112年を迎えた伝統ある国立大学です。現在では、北九州市戸畑区、同市若松区及び飯塚市に2学部・3大学院(2学府・1研究科)を構え、約5千6百名の学生を有する工学系大学として、最先端の教育と研究を行っています。
Webサイト(https://www.kyutech.ac.jp/

▼ルネサスRZ/Vシリーズについて
ルネサスは、世界トップシェアのマイコンサプライヤとして、組み込みプロセッサを中心に、アナログ&パワー、コネクティビティなどの各種半導体を、自動車、産業、インフラ、IoT分野に提供しています。本実証実験で使用されるRZ/Vシリーズは、高いAI推理性能と低消費電力を両立した独自のAIアクセラレータ「DRP(Dynamically Reconfigurable Processor)-AI」を内蔵したマイクロプロセッサです。低消費電力のため熱を発生させないことから、「seeker」のような小型のウェアラブル機器にAIを搭載することが可能です。
詳細はWebサイト(https://www.renesas.com/rzv)をご覧ください。

▼NTTコミュニケーションズ株式会社について
NTT Comは、2022年より法人事業ブランド「ドコモビジネス」のもと、ドコモグループにおける法人事業の中核を担う企業として、社会・産業のグローバルレベルでの構造変革や、新たなワークスタイルの創出、地域社会のDX支援などの価値を提供しています。 今回、NTT Comは、「seeker」装着者の移動軌跡データをはじめとしたさまざまなデータを、お客さまのDXを支援するデータ利活用基盤「Smart Data Platform」上に安全に保管するとともに、収集したデータの利活用や遠隔による「seeker」のソフトウェアアップデートによる機能高度化をサポートする仕組み提供することで、見守りやフィードバック機能などの高付加価値なサービスの提供に貢献します。
「Smart Data Platform」Webサイト(https://www.ntt.com/business/sdpf.html

【会社概要】
社名:株式会社マリス creative design
所在地:〒169-0072 東京都新宿区大久保3丁目8ー3
代表者:和田 康宏
設立:2018年6月
事業内容:福祉機器の企画・開発・設計・販売
企業ウェブサイト:http://maris-inc.co.jp/

【過去のプレリリース一覧】
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/73897
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