美容・健康

95歳以上まで生きる可能性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング発表 1位 新潟県、2位 栃木県、3位 群馬県

株式会社ユーグレナ
男性1位は福井県と和歌山県、女性1位は佐賀県

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした「95歳以上まで生きる可能性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県※1ランキング」を公開します。 ※1 出生地に関するアンケートから都道府県を出しています




 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について350項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービスです。遺伝子解析項目は定期的に追加され、2023年は、健康リスクでは「子宮筋腫」「緑内障」などの項目、体質では「睡眠中の歯ぎしり」「昼寝習慣」「眉毛の濃さ」「体毛の濃さ」「髪質(直毛・くせ毛)」などの項目の結果を新たに提供できるようになりました。なお、追加された項目の結果を知るのに再度解析の必要はありません。

 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から20,000人以上のゲノムデータを用いて、これまで、さまざまな遺伝子タイプに関する都道府県ランキングを発表しています。今回は、ヒトの寿命に深く関与する遺伝子型についての項目「95歳以上まで生きる可能性(SNP:rs2764264)」に注目し、解析しました。

■ヒトの寿命に関与する遺伝子型とは?
 人類は誰しも、ある一定の年齢を超えると加齢とともに身体機能が低下し、老化が始まりますが、実年齢よりも若く見える人、老けて見える人など、老化のスピードには個人差があります。老化のスピードや寿命は、食生活や運動習慣、ストレスなどといった環境因子が大きく関係しますが、これまでに行われた数多くの研究によって、遺伝要因も関係していることが明らかになっています。
 最近では、カロリー制限に伴い活性化する長寿遺伝子のサーチュインが挙げられ、その活性化に関与する成分が入ったサプリメントが話題になるなど、長寿やアンチエイジングは多くの人にとって関心が高いテーマです。
 その他にも多くの遺伝子が関与することが分かっていて、例えば、細胞寿命を決定するとされているテロメア長(遺伝子末端の繰り返し配列)を調節するテロメアーゼ遺伝子、活性酸素を除去するスーパーオキシドジスムターゼ遺伝子が同定されています。また、100歳以上の長寿者に多い遺伝子多型の解析も進められていて、ACE(血圧を調整)やAPOE(動脈硬化に関与)、PAI-1(血液凝固に関与)、HLA(免疫応答)、ND2(ミトコンドリア遺伝子でエネルギー代謝に関与)などの遺伝子多型があります。

■遺伝子解析項目「95歳以上まで生きる可能性(SNP:rs2764264)」について
 アメリカのパシフィックヘルス研究所の研究チームが、長期の疫学研究に参加した日系アメリカ人男性615人を対象に、95歳以上生存したグループを長寿、81歳までに亡くなったグループを平均的な寿命として、複数の長寿候補遺伝子の遺伝子型に違いがあるかを調査しました。
 その結果、アポトーシス(細胞死)に関与するFOXO3という遺伝子上のSNP:rs2764264という遺伝子型において「C」を持っているほど95歳以上まで生きる可能性が高い傾向があると分かりました。※2
 遺伝子解析項目「95歳以上まで生きる可能性(SNP:rs2764264)」には3つの遺伝子型があり、「95歳以上まで生きる可能性がより高めのタイプ(遺伝子型:CC)」、「95歳以上まで生きる可能性が高めのタイプ(遺伝子型:CT)」、「95歳まで生きる可能性が一般的なタイプ(遺伝子型:TT)」に分けられます。
※2 根拠とする文献は次の通りです。Willcox BJ et al. (2008) "FOXO3A genotype is strongly associated with human longevity." Proc Natl Acad Sci U S A 105(37):13987-92.

■調査結果
 今回の調査では、「95歳以上まで生きる可能性がより高めのタイプ(遺伝子型:CC)」に該当する人と「95歳以上まで生きる可能性が高めのタイプ(遺伝子型:CT)」に該当する人の割合を足して、都道府県(出生地)別に算出し、数値化しました。
 上記の解析結果より、95歳以上まで生きる可能性が高めの遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 新潟県、2位 栃木県、3位 群馬県、4位 京都府、5位 埼玉県、岡山県、7位 鹿児島県、8位 富山県、9位 岐阜県、10位 島根県となりました。
 男女別にみますと、男性は、1位 福井県と和歌山県(52.50%)、3位 群馬県(52.13%)で、女性は、1位 佐賀県(56.25%)、2位 鹿児島県(54.76%)、3位 奈良県(54.10%)でした。それぞれの1位と最下位との差は、男性が18.80ポイント、女性が21.91ポイントで、約2割の差がありました。

■日本人の約4割が95歳以上まで生きる可能性が高いタイプ!
 今回の調査で遺伝子解析項目「95歳以上まで生きる可能性(SNP:rs2764264)」に関して、日本人における遺伝子型の割合は、「95歳以上まで生きる可能性がより高めのタイプ(遺伝子型:CC)」が4.6%、「95歳以上まで生きる可能性が高めのタイプ(遺伝子型:CT)」が34.9%、「95歳まで生きる可能性が一般的なタイプ(遺伝子型:TT)」が60.5%でした。つまり、この遺伝子だけに注目すると、日本人の約4割が95歳以上まで生きる可能性が高いタイプと言えます。ご自身のタイプが気になる方は、長寿を祝う敬老の日を前に、「遺伝子解析サービス」を試してみてはいかがでしょうか。

■調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:21,371人
調査時期:2023年8月
調査項目:ゲノムデータ「95歳以上まで生きる可能性(SNP:rs2764264)」の項目について、「95歳以上まで生きる可能性がより高めのタイプ(遺伝子型:CC)」に該当する人と「95歳以上まで生きる可能性が高めのタイプ(遺伝子型:CT)」に該当する人の割合を足して、都道府県ごとに算出

■「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」について
 個人の健康リスク・体質の遺伝的傾向・祖先のルーツについて350項目以上の遺伝子型を解析するサービスです。太りやすさなどの体質や、がん・糖尿病などの病気発症リスクに関する遺伝子情報、病気の予防のためにあなたができることをチェックできます。また、体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直す際のヒントとなります。
https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/

<ユーグレナ・マイヘルスについて>
『ユーグレナ・マイヘルス』は、「科学(Science)」「信頼(Credible)」「パーソナル(Personal)」の3つを軸に展開するユーグレナ社の検査サービスブランドです。学術研究などに基づいた多様な検査サービスを通じて、お客様の健康リスクや体質、健康状態を把握していただいたうえで、一人ひとりに対応したヘルスケアソリューションの提供を目指しています。今後、複数のサービスを『ユーグレナ・マイヘルス』にて展開することで、ヘルスケアに関するビッグデータを1か所に集積し、中長期的には、そのビッグデータを活用した科学研究の推進を通じて、生命科学の発展とより付加価値の高いヘルスケアソリューションの提供を目指します。https://myhealth.euglena.jp/

<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っています。また、2014年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を継続的に実施。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp
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