ネスレ ヘルスサイエンスの流動食「アイソカル ファイブケア」消費者庁より病者用食品「総合栄養食品」の表示許可を取得
ネスレ日本 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー
ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー（本社：兵庫県神戸市、カンパニープレジデント：中島昭広、以下「ネスレ ヘルスサイエンス」）は、マルチなファイバーブレンド流動食「アイソカル ファイブケア（ISOCAL Fibecare）」の販売において、2023年7月14日に消費者庁より特別用途食品のうち、病者用食品「総合栄養食品」の表示許可を取得しました。2024年春以降、同製品は、総合栄養食品の表示許可に基づいて、製品に 「消費者庁許可マーク」を印字すると共に、許可表示「アイソカル ファイブケアは、食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した総合栄養食品で、疾患などにより通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方に適しています。」と記載し、全国の医療・介護施設へ順次出荷を開始します。
ネスレ ヘルスサイエンスは、 高齢化に伴う疾患などにより通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方々の課題に対して、「アイソカル ファイブケア」や「アイソカル サポート1.5 Bag」などの病者用食品「総合栄養食品」を開発・販売し、栄養不足の解消や健康維持に貢献していきます。
許可表示取得商品の詳細情報
「便秘症」及び「便失禁」について
「便秘」とは、慢性便秘症診療ガイドライン2017（日本消化器病学会関連研究会/ 慢性便秘の診断・治療研究会）によると「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排泄できない状態」とされ、便通異常症診療ガイドライン2023-慢性便秘症（日本消化管学会）によると「本来排泄すべき糞便が大腸内に滞ることによる兎糞状便・硬便，排便回数の減少や，糞便を快適に排泄できないことによる過度な怒責，残便感，直腸肛門の閉塞感，排便困難感を認める状態」 とされています。また、「便秘症」とは、「便秘による症状が現れ，検査や治療を必要とする場合」とされています（慢性便秘症診療ガイドライン2017）。便秘は高齢者において頻発する問題であり、特に経腸栄養を行っている患者において頻繁にみられる合併症の一つです。欧州臨床栄養代謝学会の在宅経腸栄養ガイドラインでは、経腸栄養において食物繊維を含む製品を使用することが推奨されています。「便失禁」とは、便失禁診療ガイドライン2017（日本大腸肛門学会）によると「無意識または自分の意思に反して肛門から便がもれる症状」と定義されており、便秘に対する下剤服用が原因になることも多いです。便秘や便失禁はオムツ交換やシーツ交換など医療・介護従事者の排便ケア業務負担の増加にも繋がります。
病者用食品「総合栄養食品」について
特別用途食品は病者用食品を始めとした下記の区分があり、表示許可を受けた食品は許可証票（マーク）をつけることができます。「総合栄養食品」は「病者用食品」のひとつです。「病者用食品」は、特定保健用食品（トクホ）や機能性表示食品を含む全ての食品制度において、唯一「病者に適する旨」の表示が許されています。
「総合栄養食品」は、疾患等により通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方の食事代替品となる製品です。「総合栄養食品」は31種類もの栄養成分が基準範囲に適合するか等の規格、及びその他の要件について、消費者庁による審査を受け、適合していると判断された場合のみ「総合栄養食品」の表示と消費者庁許可証（マーク）を付けることができます。
「アイソカル ファイブケア」について
「アイソカル ファイブケア」は、食物繊維の種類と量にこだわって開発し、2022年3月に発売した、マルチな ファイバーブレンド流動食です。食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があり、それぞれが異なる特徴を 持っています。「水溶性食物繊維」は水に溶けてゲル状になり、粘性を増加させます。「不溶性食物繊維」は水に 溶けず、保水性が高いため水分を吸収し大きく膨らみます。また、「水溶性食物繊維」やフラクトオリゴ糖などは、腸内細菌による発酵で短鎖脂肪酸を効率よく産生します。
ネスレ ヘルスサイエンス独自のマルチなファイバーブレンドは、グアーガム分解物（PHGG）、アカシアガム、イヌリン、及びフラクトオリゴ糖、オーツ麦食物繊維を含みます。 分子量の多様性も考慮しています。
URL： https://www.eiyounet.nestlehealthscience.jp/product_info/movie022
製品概要
「アイソカル サポート1.5 Bag」について
「アイソカル サポート1.5Bag」は食物繊維(グアーガム分解物等)を 100ml あたり 2.2g 含有する、医療・介護現場で最も使用されている流動食*です。「アイソカル サポート1.5 Bag」は2022年3月に病者用食品 「総合栄養食品」の許可を取得し、「許可表示：アイソカル サポート 1.5 Bag は、食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した総合栄養食品で、疾患などにより通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方に適しています。」と「消費者庁許可マーク」を表示しています。また、許可表示の下に「アイソカル サポート 1.5 Bag は、 下痢・便秘症に適するよう食物繊維(グアーガム分解物等)を 100ml あたり 2.2g 含有しています。」と表示しています。*ネスレ調べ 医療・介護現場へ販売された流動食（2022年）
■ネスレヘルスサイエンスについて
ネスレ ヘルスサイエンスは、2011年食品飲料業界のリーディングカンパニーである「ネスレ」によって創設された、先進的なヘルスサイエンスカンパニーです。世界140カ国以上で、12,000人以上の社員が在籍し、消費者向け健康製品、医療介護施設向け 栄養補助製品、科学的知見を取り入れたビタミンやサプリメントなど、幅広いブランドを展開しています。「高い付加価値」と 「グローバルな研究開発力」を強みとし、「栄養の力」を基軸に、総合的に健康をサポートする提案をしています。
■ネスレヘルスサイエンスのパーパスについて
ネスレ ヘルスサイエンスは、“Empowering healthier lives through nutrition（栄養を通じて、人々のより健康的な生活を支援すること）”をパーパスとしています。消費者、医療・介護現場が願う健康的な生活のため、高品質で科学的根拠に基づく 栄養ソリューションを顧客に提供しています。
■参考資料
特別用途食品 認可品目一覧（消費者庁ウェブサイト[KK1] [TT2] ）
許可品目一覧（R５年９月１日現在） (caa.go.jp)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/assets/food_labeling_cms206_20230901_02.pdf
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ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー（本社：兵庫県神戸市、カンパニープレジデント：中島昭広、以下「ネスレ ヘルスサイエンス」）は、マルチなファイバーブレンド流動食「アイソカル ファイブケア（ISOCAL Fibecare）」の販売において、2023年7月14日に消費者庁より特別用途食品のうち、病者用食品「総合栄養食品」の表示許可を取得しました。2024年春以降、同製品は、総合栄養食品の表示許可に基づいて、製品に 「消費者庁許可マーク」を印字すると共に、許可表示「アイソカル ファイブケアは、食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した総合栄養食品で、疾患などにより通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方に適しています。」と記載し、全国の医療・介護施設へ順次出荷を開始します。
ネスレ ヘルスサイエンスは、 高齢化に伴う疾患などにより通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方々の課題に対して、「アイソカル ファイブケア」や「アイソカル サポート1.5 Bag」などの病者用食品「総合栄養食品」を開発・販売し、栄養不足の解消や健康維持に貢献していきます。
許可表示取得商品の詳細情報
「便秘症」及び「便失禁」について
「便秘」とは、慢性便秘症診療ガイドライン2017（日本消化器病学会関連研究会/ 慢性便秘の診断・治療研究会）によると「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排泄できない状態」とされ、便通異常症診療ガイドライン2023-慢性便秘症（日本消化管学会）によると「本来排泄すべき糞便が大腸内に滞ることによる兎糞状便・硬便，排便回数の減少や，糞便を快適に排泄できないことによる過度な怒責，残便感，直腸肛門の閉塞感，排便困難感を認める状態」 とされています。また、「便秘症」とは、「便秘による症状が現れ，検査や治療を必要とする場合」とされています（慢性便秘症診療ガイドライン2017）。便秘は高齢者において頻発する問題であり、特に経腸栄養を行っている患者において頻繁にみられる合併症の一つです。欧州臨床栄養代謝学会の在宅経腸栄養ガイドラインでは、経腸栄養において食物繊維を含む製品を使用することが推奨されています。「便失禁」とは、便失禁診療ガイドライン2017（日本大腸肛門学会）によると「無意識または自分の意思に反して肛門から便がもれる症状」と定義されており、便秘に対する下剤服用が原因になることも多いです。便秘や便失禁はオムツ交換やシーツ交換など医療・介護従事者の排便ケア業務負担の増加にも繋がります。
病者用食品「総合栄養食品」について
特別用途食品は病者用食品を始めとした下記の区分があり、表示許可を受けた食品は許可証票（マーク）をつけることができます。「総合栄養食品」は「病者用食品」のひとつです。「病者用食品」は、特定保健用食品（トクホ）や機能性表示食品を含む全ての食品制度において、唯一「病者に適する旨」の表示が許されています。
「総合栄養食品」は、疾患等により通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方の食事代替品となる製品です。「総合栄養食品」は31種類もの栄養成分が基準範囲に適合するか等の規格、及びその他の要件について、消費者庁による審査を受け、適合していると判断された場合のみ「総合栄養食品」の表示と消費者庁許可証（マーク）を付けることができます。
「アイソカル ファイブケア」について
「アイソカル ファイブケア」は、食物繊維の種類と量にこだわって開発し、2022年3月に発売した、マルチな ファイバーブレンド流動食です。食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があり、それぞれが異なる特徴を 持っています。「水溶性食物繊維」は水に溶けてゲル状になり、粘性を増加させます。「不溶性食物繊維」は水に 溶けず、保水性が高いため水分を吸収し大きく膨らみます。また、「水溶性食物繊維」やフラクトオリゴ糖などは、腸内細菌による発酵で短鎖脂肪酸を効率よく産生します。
ネスレ ヘルスサイエンス独自のマルチなファイバーブレンドは、グアーガム分解物（PHGG）、アカシアガム、イヌリン、及びフラクトオリゴ糖、オーツ麦食物繊維を含みます。 分子量の多様性も考慮しています。
URL： https://www.eiyounet.nestlehealthscience.jp/product_info/movie022
製品概要
「アイソカル サポート1.5 Bag」について
「アイソカル サポート1.5Bag」は食物繊維(グアーガム分解物等)を 100ml あたり 2.2g 含有する、医療・介護現場で最も使用されている流動食*です。「アイソカル サポート1.5 Bag」は2022年3月に病者用食品 「総合栄養食品」の許可を取得し、「許可表示：アイソカル サポート 1.5 Bag は、食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した総合栄養食品で、疾患などにより通常の食事で十分な栄養を摂ることが困難な方に適しています。」と「消費者庁許可マーク」を表示しています。また、許可表示の下に「アイソカル サポート 1.5 Bag は、 下痢・便秘症に適するよう食物繊維(グアーガム分解物等)を 100ml あたり 2.2g 含有しています。」と表示しています。*ネスレ調べ 医療・介護現場へ販売された流動食（2022年）
■ネスレヘルスサイエンスについて
ネスレ ヘルスサイエンスは、2011年食品飲料業界のリーディングカンパニーである「ネスレ」によって創設された、先進的なヘルスサイエンスカンパニーです。世界140カ国以上で、12,000人以上の社員が在籍し、消費者向け健康製品、医療介護施設向け 栄養補助製品、科学的知見を取り入れたビタミンやサプリメントなど、幅広いブランドを展開しています。「高い付加価値」と 「グローバルな研究開発力」を強みとし、「栄養の力」を基軸に、総合的に健康をサポートする提案をしています。
■ネスレヘルスサイエンスのパーパスについて
ネスレ ヘルスサイエンスは、“Empowering healthier lives through nutrition（栄養を通じて、人々のより健康的な生活を支援すること）”をパーパスとしています。消費者、医療・介護現場が願う健康的な生活のため、高品質で科学的根拠に基づく 栄養ソリューションを顧客に提供しています。
■参考資料
特別用途食品 認可品目一覧（消費者庁ウェブサイト[KK1] [TT2] ）
許可品目一覧（R５年９月１日現在） (caa.go.jp)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/assets/food_labeling_cms206_20230901_02.pdf
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（2023/09/14 14:00）
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