医療・医薬・福祉

新非球面構造を採用した眼内レンズ 「ネックスロード NSP-3」を発売

株式会社ニデック
「ネックスロード NSP-3」を発売  株式会社ニデック


 株式会社ニデック(本社: 愛知県蒲郡市、代表取締役社長: 小澤素生) は10月2日(月)に、白内障手術で用いる眼内レンズと挿入器具が一体となった「ネックスロード NSP-3(以下NSP-3)」を発売いたします。
 

 白内障は、眼の中の水晶体が白く濁り、見えづらくなる疾患で、加齢が主な原因といわれています。白内障手術では、白く濁った水晶体を取り除き、その代わりとなる「眼内レンズ」を挿入します。国内における白内障の手術件数は年間約140万件(*1) といわれています。
 白内障手術後、眼内レンズ位置の微細なズレで生じる「屈折誤差」が稀にあります。NSP-3は、屈折誤差が生じた場合でも、視力に影響を与えづらいニデック独自の非球面構造を採用しているため、術後良好な見え方が期待できます。またレンズのループが光学部から垂直に立ち上がる形状のため、水晶体嚢(*2) との接触域を広く持ち、嚢内での安定した固定を高めます。レンズ外周はもとより、レンズ裏面のループ根本付近にも360°シャープエッジ設計が施されたことにより、後発白内障(*3) の抑制に効果があると考えられています。

*1:平成29 年社会医療診療行為別統計(厚生労働省) 平成29年6月審査分より
*2:水晶体を包んでいる透明な袋。白内障手術では、水晶体を破砕し、水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入する。
*3:白内障の術後合併症の一つ。術後数カ月~数年して、水晶体嚢の後ろ(後嚢)に濁りが生じることがあり、この状態のことをいう。ものが白くかすんで見えるなど、ものの見え方に支障を生じる。



 弊社は、今後も技術力と柔軟な発想を活かした幅広い製品ラインアップを展開し、市場のニーズにお応えしてまいります。
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