医療・医薬・福祉

「iPS細胞で”不治の病”の子どもたちに”治る未来”を」患者・家族支援のNPO法人から2400万円の助成

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
京都大学iPS細胞研究所にて、贈呈式・記者発表を11月13日(月)に開催

全国の1型糖尿病患者・家族を支援する認定NPO法人日本IDDMネットワーク(理事長 井上龍夫・岩永幸三、本部 佐賀市)および京都大学iPS細胞研究所(所長 高橋 淳、京都市)は、「ヒトiPS細胞から次世代型スマート膵島をつくる」研究に対する研究助成金贈呈式及び記者発表を2023年11月13日(月)に京都大学iPS細胞研究所(CiRA)で開催いたします。  あわせて、同日11時30分からは、この京都大学iPS細胞研究所(CiRA)を訪ねる「第18回 患者が行く、研究室訪問」を同時開催いたします。 ぜひ取材いただきますようお願い申し上げます。








<助成研究の概要>
〇「ヒトiPS細胞から次世代型スマート膵島をつくる」
研究代表者:長船健二(おさふねけんじ)京都大学iPS細胞研究所 教授
研究資金:2,400万円
研究内容
今回の研究では世界に先駆けて、iPS細胞に「遺伝子を導入する」ことで膵島をつくります。
この方法により作製された膵島には、移植後に体内で長く生き延びて血糖値をより強力にコントロールし、移植した膵島を免疫が攻撃しない=免疫抑制剤が不要という強力な機能や性質が加わります。この改良を加えた膵島が「次世代型スマート膵島」です。
作製した「次世代型スマート膵島」を移植に使用することで、より多くの患者に使える1型糖尿病の根本的な治療法となります。
この治療法が開発されれば、ドナー不足の問題の解決はもちろんのこと、患者は毎日の注射等によるインスリン補充、低血糖による意識喪失、失明や人工透析などの合併症の心配から解放されます。

【1型糖尿病とは】
原因不明で突然、小児期から成人期まで幅広い年代で発症し、現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4~5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。一般に糖尿病として認知され、糖尿病患者の大半を占める2型糖尿病に対し、国内での患者数は約10~14万人、年間発症率は10万人当たり1.5~2.5人と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きい。

【日本IDDMネットワークとは】
日本IDDMネットワークは、 インスリン補充が必要とされる患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指しています。その当面のゴールは、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、究極の目標は“1型糖尿病の根絶(=治療+根絶+予防)”です。
日本IDDMネットワークでは、2005年の1型糖尿病研究基金設立後、これまで144件 7億6,136万円(本研究助成を含む)の研究費助成を行っています。

【認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク】
〒840-0854
佐賀県佐賀市八戸二丁目1番27-2号
担当:畑中 葵  携帯電話:080-9184-5974
事務局 電話:0952-20-2062  メールアドレス:jimukyoku@japan-iddm.net
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