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【10月29日は世界脳卒中デー】脳卒中の兆候がみられたら『ACT-FAST』

株式会社Smart119
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、「脳卒中の初期症状」についてのイラストレーションを、『世界脳卒中デー』の本日一般公開しました。「脳卒中」の治療までは一刻の余地もありません。脳血管の詰まり、破れによって発症することから、時間が経過すると脳へのダメージが大きくなり、言語障害など予後の後遺症、また最悪の場合は死に至ってしまいます。脳卒中の初期症状に気づいたらすぐに救急車を要請し、早期治療を受けることを意味する『ACT-FAST』を覚えてください。脳卒中の兆候は、主に「顔の歪み(Face)」「手に力が入らない(Arm)」「呂律が回らない(Speech)」の3点です。このような様子がみられれば、脳卒中の疑いがあります。119番通報(ACT)をして救急搬送を要請しましょう。こうした兆候と行動を表したのが『ACT-FAST』です。救急集中治療医の見地から、「脳卒中の初期症状」を、親しみやすいマンガで解説します。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。



「脳卒中」とは、脳血管が詰まる、または破れることから発症します。前者は「脳梗塞」、後者は「脳出血」「くも膜下出血」と言われ、身体機能や言語機能が失われ、最悪の場合、死に至る場合もあります。日常のなかで、突然起こり、発症からの時間経過とともに容態が悪化する緊急性の高い疾病です。

脳は、人の動きを司り、血栓や出血によって動きに障害が伴います。僅かな血流の異常から機能障害が発生し、表情や会話に支障が現れた場合は、脳卒中の可能性が疑われます。一刻も早く救急搬送要請をして、医療機関においての治療が必要です。

『ACT-FAST』を覚えてください。これは脳卒中の初期症状とすべき行動の意味を込めた標語です。「表情がこわばる(Face)」「腕を上げたままでいられない(Arm)」「呂律が回らない(Speech)」、こうした兆候を見受けられたら「時間(Time)をおかずに119番通報をする(ACT)」からなります。

また救急搬送を要請の際には、症状を認めた時間を伝えましょう。応急措置、搬送先医療機関での治療に役立つ情報です。

「脳卒中」は、発症直後の対応によって、予後を左右します。早期の治療から、後遺症が残ったとしても、リハビリテーションによって日常生活に支障のない程度までに快復する事例があります。『ACT-FAST』で、重篤な状態になるのを防ぎましょう。

毎年10月29日は『世界脳卒中デー』です。世界脳卒中機構(World Stroke Organization : WSO)によって定められました。予防、早期治療などの啓発を推進する1日です。その一環として、各地モニュメント・建造物が、シンボルカラーのインディゴブルーにライトアップされます。この機に、万一の備えて『ACT-FAST』を覚えましょう。

◆テーマ
「脳卒中の症状を知る 『ACT‐FAST(アクトファスト)』を覚えよう」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆監修協力
新井久美子 (救急科専門医)
横山達郎 (麻酔科/集中治療科専門医)

◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000647.html

◆急いで行動しよう『ACT‐FAST』
ACT‐FASTとは脳卒中の可能性が高いと考えられる初期症状を示したキーワードです。「脳卒中の疑いがあれば、すぐに病院へ」という意味が込められています

◆脳卒中の症状と、その時の「FAST」
Face(顔):うまく笑顔が作れますか?顔に歪みはありませんか?

Arm(腕):腕を上げたままキープできますか?手に力が入りますか?

Speech(言葉):らりるれろ(舌を動かす)、パピプペポ(唇を動かす)が言えますか?他人の言うことが理解できますか?

Time(すぐ受診):症状に気づいたら、すぐに受診を


◆FASTの症状があった際は即行動の「ACT」
その症状に気づいた時間を確認し、すぐに119番緊急通報で、救急車を呼びましょう!

◆参考資料
・日本脳卒中協会
http://www.jsa-web.org/citizen/95.html
・アメリカ脳卒中協会
https://www.stroke.org/-/media/Stroke-Files/FAST-Resources/AmericanStrokeAssociation_Recognizing-Stroke-FAST_Community-Presentation.pdf
・日本心臓財団
https://www.jhf.or.jp/topics/2017/004361/

■関連プレスリリース
Smart119、救急時に脳卒中、心筋梗塞等の急性疾患を予測するAIアルゴリズムの実用化研究課題が、AMEDの「令和4年度医工連携イノベーション推進事業」に採択 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000056624.html

◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ
https://smart119.biz/manga/
※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119 提供」と記載ください。また、その際はpress@smart119.bizまでご一報いただけますと幸いです。

<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療情報システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。


【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
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