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美瑛町役場×小林製薬 DXをテーマにプロボノ活動を実施

小林製薬株式会社
将来的な行政サービスの向上を目指し、デジタル技術で業務を効率化

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林 章浩、以下「当社」)は、北海道上川郡美瑛町(町長:角和 浩幸、以下「美瑛町」)の町役場が抱える業務課題に対し、DXをテーマとしたプロボノ活動を実施しました。業務フロー図の作成支援を通じて、自発的なフロー作成や現行業務への課題意識など双方に意識変化が生まれました。 今回の活動成果を活かし、美瑛町役場においては、DXリテラシーの底上げや、デジタル技術の活用による業務効率化を図り、将来的な行政サービスの向上を目指してまいります。小林製薬においても、今後も美瑛町役場へのプロボノ活動を継続的に行ってまいります。



活動の背景


当社ではパーパスに「見過ごされがちなお困りごとを解決し、人々の可能性を支援する」と掲げています。社員一人ひとりが地域や社会課題への関心を高め、スキルや経験を活かして支援することは、パーパスの実現に向けた取り組みであり、同時に社員の成長のきっかけにもつながると考えています。そこで当社では、2022年10月よりプロボノ活動を導入しており、外部プログラムへ参加しNPOや地域団体が抱える社会課題の解決支援に、他社と一緒に取り組んでまいりました。
今回、かねてより当社と人材交流のあった美瑛町役場が抱える課題をヒアリングするなかで、その多くが業務効率に関わる課題であることが分かりました。そこで、デジタルツールの活用や職員のデジタル意識の醸成によって業務効率化を進め、将来的な行政サービスの向上につなげるという考えのもと、DXをテーマとしたプロボノ活動を実施することとなりました。

活動プログラムの概要


支援先:美瑛町役場
参加者:小林製薬システム担当者4名
実施期間:(プロボノ活動)2023年8月1日~2023年8月31日 (報告会)2023年10月13日
実施内容:
・デジタル化の対象となる業務を絞り込み
・現在の業務を、業務担当者にわかりやすいフロー図で見える化(9件)
・デジタル化に向けた改善箇所の洗い出しと、ありたい姿の業務フロー図を作成(2件)

作成したフローのイメージ例



総務課の物品管理業務フローにおいて、現状とありたい姿の2つのフローを作成。現状の4工程を削減できることがわかり、新しいフローの実践に向けて今後美瑛町役場で準備を進めていきます。

担当者の声


「相手視点」の意識が、自分たちの業務の気づきにつながった (小林製薬 高橋伸明)


今回、美瑛町の皆さんと協業を進めるにあたり、私たちが最初に取り組んだのは「自社の業務フロー図 作成手法の見直し」でした。
これまで自社内でのみ展開していた手法を「外部の自治体にとっても有益なものになり得るのか」という視点で見直した結果、いくつもの改善点が見つかりました。プロボノ活動終了後に、これらの経験を社内にフィードバックするアクションを行っており、自分たちの業務においても得るものが大きい活動でした。
当社では「見過ごされがちなお困りごとを解決し、人々の可能性を支援する」というパーパスを掲げています。今回の私たちの活動は、デジタル化に向けた「準備」が主なものになりましたが、これらが積み重なって美瑛町のDX、ひいては住民の皆様の「快適な生活」「社会での活躍」の実現につながることを願っています。


「業務フロー」の作成で、行政事務改革の必要を実感した (美瑛町役場 安藤和也)


本年7月、新たに設置された部署でDX推進担当となりました。これまでデジタルに関する経験がなく、「何から始めたらよいのかわからない」という悩みを抱えながら、この研修が始まりました。
「DX=システム導入」という先入観がありましたが、小林製薬の皆さんと一緒に業務フローを作成する過程で、DXのイメージが大きく変わりました。業務の見える化により、これまで「当たり前」と思っていたシンプルな事務にも改善の余地があることに気付き、思考の転換が必要だと感じました。
この研修は、本町におけるDX推進の第一歩目となり、一部の事務では学んだ手法を既に実践しています。今後も自発的・継続的な取組を進めながら、地域に適したデジタルの活用を推進し、住民の利便性向上と行政サービスの更なる向上に努めてまいります。

プロボノ活動とは


プロボノとは「社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや経験を活かして取り組む社会貢献活動」を意味します。元々は、アメリカ発祥の考えですが、昨今日本においても社会との新しい関わり方として注目され、プロボノ活動を導入する企業も増加しています。
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