医療・医薬・福祉 その他

【#孤立する若者に居場所を】安心できる繋がりと住まいを提供するための クラウドファンディングを11月24日開始

一般社団法人 アマヤドリ
改正児童福祉法に先立ち、「隠れ孤立」する18歳以上へ支援を。虐待・暴力等で家庭を頼ることができず孤立する若者にサポートを届けたい!

一般社団法人アマヤドリ(神奈川県三浦郡葉山町、以下、アマヤドリ)は、2020年より18歳以上の若者に対して住居支援・相談支援・行政や病院への付き添い支援などの活動を100名以上の若者に対しておこなってきました。 若年層の自殺率の高止まり、18歳以上の若者への支援が行き届いていない現状の中で、孤立する若者に住居(シェアハウス・アパート)の提供、相談支援の運営などを継続するため、クラウドファンディングを11月24日より開始いたします。


クラウドファンディングページ:https://readyfor.jp/projects/amayadorihouse

支援の切れ目で「隠れ孤立」する18歳成人


 日本では18歳になると成人とみなされ、現在の児童福祉法や児童虐待の防止等に関する法律など支援制度の対象外となります。
 18歳は、一般的には学生や社会人の入り口の状態であったり経済的にも不安定で、自立の準備の段階です。家庭からのサポートを受けることができる若者は、自立への緩やかなステップを踏むことができますが、家庭に居場所がない若者や、 何らかの虐待を受けている若者は、18歳を境に児童相談所をはじめ、行政の支援や相談先を失う現状があります。支援制度に頼れず経済的にも精神的にも未熟な状態で自立を強いられた若者が、「そうするしかすべがなく」、トー横キッズに代表されるように居場所を求めて夜の街をさまよった結果、犯罪や性暴力に巻き込まれることが実際にあります。
 この問題に関して、令和6年4月に施行される改正児童福祉法では、18歳以上の若者への支援の拡充を決定していますが、実際に若者に支援が届くまでには時間がかかります。また、どんなに制度をつくっても、その制度の狭間となり支援から溢れて落ちてしまう若者がいます。私たちは、そんな「隠れ孤立」の若者を、一人にさせない、彼、彼女らが自分の未来を自分で選んでいけるようにするために支援の空白を繋いでいきたいと考えています。
 アマヤドリの運営は、現状は寄付や民間の助成金によって成り立っています。しかしながら、若者からの相談は絶えずきており、そんな若者からのニーズに応え、新しい家を増やしたり、新しい活動をするためには、さらに資金が必要になります。今回のクラウドファンディングでは、そのための一部の費用をご支援いただき、運営にあてさせていただきたいです。また、クラウドファンディングを通し、アマヤドリの活動を知っていただくきっかけにするだけでなく、支援の空白で若者が困っているという実態を広く伝えていくことを目指します。

アマヤドリ設立のきっかけ、コロナ禍での「隠れ孤立」の若者からの相談


 アマヤドリ設立のきっかけは、「隠れ孤立」の若者からの「死にたい」という電話でした。
 コロナ禍中の2020年、アマヤドリ代表理事の菊池の元に以前高校の養護教諭として勤務していた卒業生などからの相談が急増しました。彼、彼女らは、コロナ禍のステイホームの中で親との不仲が進行したり、虐待などにより居場所がなくなり、安全とはいえない場所を転々と寝泊まりをしていました。
 電話やLINEでの相談に乗るだけではなく、病院や行政機関への同行などをする中で、安全な居場所を提供したいと、2020年12月、神奈川県のベンチャー支援施設「HATSU鎌倉」の支援をうけアマヤドリを設立。2021年4月に、横須賀に女性専用サポート付きシェアハウス「アマヤドリ」を開業しました。現在までに、18~29歳までの延べ22名の方が利用してくれました。
 現在では、性別に関係なく、お子様との同居も可能なアパート型ステップハウス「コモレビ」や、必要があれば役所や医療機関への同行もする相談サポート「コレカラ」の3つの活動をしています。

アマヤドリの3つの活動内容


1.【女性専用サポート付きシェアハウス アマヤドリ】横須賀市

団体を立ち上げると同時に、神奈川県横須賀市に一軒家を借りました。
居場所を失った女の子たちが少しゆっくりし、力を蓄え、自分が決めた道の一歩を踏み出すための家です。定員3名。2021年4月のオープン以来、のべ22名の方が利用してくれました。入居中は継続的な面談や、食料支援サポートを行っています。
利用料:家賃24000円-28000円-32000円、共益費別途10,000円



2.【アパート型ステップハウス コモレビ】横須賀市
性別関係なく、お子様との入居も可能なアパートです。サポートがありながらもより一人暮らしに近い暮らしを体験でき、自立へのステップを緩やかにしています。入居中は継続的な面談や、食料支援サポートを行っています。
利用料:家賃44,000円、共益費別途12,000円


3.【相談サポート コレカラ】
相談内容は幅広く、必要があれば、役所や医療機関への同行もしています。
「一人で行くのは不安。」「うまく自分の困っていることを伝えられるかな。」という気持ちに寄り添いながら、本人の自己選択、自己決定をサポートしています。何に困っているのかを1人ではまとめきれていない子たちからも相談が来るので、一緒に何を解決すればよいかをサポートすることもあります。
今までに約100名からの相談をいただき、一人ひとりに丁寧に寄り添い約4,100件以上の対応をしています。
利用料:無料


クラウドファンディングの概要


目標金額:200万円
詳細に関しては、https://readyfor.jp/projects/amayadorihouseをご覧ください

====
一般社団法人アマヤドリ概要
https://www.amayadori-official.net/
設立:2020年12月
代表理事:菊池 操
====
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)