ストップ! 口呼吸 =健康に良い呼吸法を
◇おしゃぶりも効果的
口呼吸が日本人に多い理由の一つは、離乳時期が早いことにもあると西原所長は指摘する。赤ちゃんは母乳(ミルク)を飲む際、無意識に鼻呼吸をしているが、離乳時期が早いと口呼吸の習慣が付いてしまうというのだ。
幼少時に付いた習慣を直すのは難しい問題だが、大事なのは普段から意識して鼻呼吸を心掛けること。食事の際などはしっかり口を閉じて、鼻で呼吸をしながらゆっくりかむといいそうで、ガム(キシリトール系)をかむのも効果的。日常的に口が開きがちの人は、口周りの筋力が不足していることも多いので、口輪筋を鍛えるエクササイズをするのもいい。
問題は睡眠時だが、ばんそうこうや市販の専用テープを口に貼ったり、鼻の穴を広げる器具を使ったりすることもできる。最後に西原所長は「実は大人でもおしゃぶりは効果的なんです。抵抗はあるでしょうが、家の中にいるときに使ってみては」と薦めてくれた。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/01/16 14:19)