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妊婦にとって避けた方がいい食品の中にチーズがあることは、あまり知られていない。非加熱のナチュラルチーズは、感染症を起こす危険性がある。生ハムやパテなども注意したい食品に含まれる。大阪母子医療センター(大阪府和泉市)母性内科の和栗雅子主任部長に話を聞いた。
妊娠中は免疫力が低下しがち。非加熱のチーズや生ハムなどに注意して
▽低温、塩分に強い菌
和栗主任部長によると、妊娠中は、ホルモンバランスの乱れや睡眠不足、つわりの影響で栄養状態が悪くなることなどから免疫力が低下し、細菌などによる感染症にかかりやすくなるという。
原因となる細菌の一つに、リステリア菌がある。リステリア菌は、他の一般的な食中毒菌と同様に加熱により死滅するが、4度以下の低温にも、高い濃度の塩分にも強いのが特徴だ。
感染すると発熱や悪寒、胃腸炎、筋肉痛など、インフルエンザに似た症状が表れる。妊婦は健康な成人と比べて重くなる場合が多く、髄膜炎や敗血症、意識障害やけいれんなど重篤な症状に見舞われることもある。流産や早産、死産の原因になるほか、胎内で感染し出生後に髄膜脳炎を発症して死亡する新生児もいる。
▽冷蔵庫の過信は禁物
妊娠中は胎児への影響を考えて服用できない薬もある。感染症と思われる症状が表れた場合は、かかりつけの産婦人科または内科を受診して指示を仰ぎたい。
「調理をする際には殺菌のため十分に加熱し、肉は赤い部分が残らないようにしてください。冷蔵庫を過信せず、食品は期限内に食べ切りましょう」と和栗主任部長はアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
(2019/05/13 10:57)
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