治療・予防 2024/12/23 05:00
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~ぼうこうなどの尿路上皮がん(虎の門病院 三浦裕司部長)~
歌手やタレントが発症を公表したことでも知られる突発性難聴は、朝起きたら耳が聞こえなくなっていた、仕事中に電話を取ったら声が聞こえなくなっていた―など、何の前触れもなく起きるのが特徴だ。東京医科歯科大学医学部付属病院(東京都文京区)の喜多村健特任教授は「循環器系の障害や内耳のウイルス感染などが推測されていますが、はっきりした原因は分かっていません」と話す。
◇内耳の異常で発症
突発性難聴は、患者数が2001年の年間約3万5000人から12年には約7万5000人と倍増しているにもかかわらず、特効薬のない難病の一つだ。
耳の内部(内耳)に位置し、音を電気信号に変換して脳に伝える蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる器官に、何らかの異常が発生して起こることが分かっている。発症は片耳だけで、再発はしない。もし2回、3回と発症を繰り返すようなら、それはメニエール病など他の病気の可能性が高い。
難聴の程度はさまざまで、重症になるほど回復率は低い。患者のうち完治する人は約40%、ある程度改善する人が約40%で、残り20%には改善が見られないという。また、発症に男女差はなく、年齢的には50~60代の発症例が増加している。
喜多村特任教授は「高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている人に発症しやすく、睡眠不足やストレスがたまっている時期に起こりやすい傾向もあります」と話す。
(2017/01/21 14:23)
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