治療・予防 2025/06/06 05:00
命に関わる遺伝性血管性浮腫
~低い認知度、発作への備え重要~
何の前触れもなく起こる突発性難聴は、原因ははっきり分かっていないが、聞こえにくい方の耳で集中して音楽を聴くという新しいリハビリ法「音響療法」を研究した結果、好結果が得られたという。自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の岡本秀彦准教授に聞いた。
◇積極的使用で回復促す
突発性難聴は、突然片方の耳が聞こえにくくなる原因不明の病気だ。高齢者だけでなく働き盛りの若年層にも多く、ストレスが原因の一つに挙げられている。国内では年間1万人に3人の割合で発症する。1カ月ほどで自然に回復することもあるが、治療法が確立していないため、症状が改善しない場合もある。
岡本准教授が音響療法に着目したきっかけは筋肉の萎縮。けがなどで長期間筋肉を動かさないでいると、廃用性萎縮といって筋肉の機能が低下する。脳梗塞などの後遺症で半身にまひが生じた場合のリハビリで、動かしづらい方の腕や脚を積極的に使って回復を促すこともヒントになったという。
「人間の体は、障害が生じた部位を他の部位で補う機能を自然に備えていることから、耳も同じだと考えました。保護するのではなく積極的に使うことで、耳とそれに対応する脳の神経活動の活性化を試みたのです」と岡本准教授は話す。
(2017/01/22 14:10)
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