【突発性難聴(下)】聴力回復の新リハビリ法 =音楽を聴く「音響療法」
◇研究で改善を確認
音響療法は、健康な方の耳に耳栓をして、聞こえにくい方の耳で入院中の患者に1日6時間、ヘッドホンでクラシック音楽を聴かせるというもの。岡本准教授らは、通常のステロイド剤(副腎皮質ホルモン)による入院治療と並行して音響療法を行い、聴力や脳活動の活性化について調べた。
岡本准教授は「3カ月後の分析では、音響療法を加えたグループは、ステロイド療法のみのグループに比べて聴力の回復が良好でした。脳の神経活動では、発症後すぐに音響療法を始めれば、健康な人の脳活動の左右差とほぼ同等になることが分かりました」と説明している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/01/22 14:10)