治療・予防 2024/11/22 05:00
ドナーの食べたもので輸血副反応?
~アレルギー患者で活性化(信州大学医学部付属病院 柳沢龍准教授)~
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に歯止めがかからない。東京などの大都市圏では週末や夜間の外出自粛が呼び掛けられ、休校を継続する小中学校も多い。東京では5日に判明した患者が140人を超え、緊張が高まっている。
こうした中でライブハウスやカラオケボックスでの若年層への感染だけでなく、より年配の層でもバーやナイトクラブなど従業員の接遇を伴う飲食店を訪れ、客同士や従業員への感染といったケースが分かった。この背景には、2月からこの感染症に対する警戒が続いたために、「コロナ疲れ」とも呼ばれる警戒感の緩みが一時的に生じたこともあるようだ。
マスクを着けて記者会見する小池百合子東京都知事=4月3日【時事】
◇若者の危機感は―東京・下北沢
若者に人気がある小劇場やライブハウスが集まる東京・下北沢では、3月後半に入ると若者を中心に人出が戻り、一時自粛していた舞台やライブも再開する施設が増えてきていた。
長年ここで営業している喫茶店のマスターは「外国人の観光客や年配の方は減ったままだが、学生や若い社会人は3月半ばには、平日も含めて戻ってきた感じがする。古着などを買ってきては、店で30分以上かけて互いに買ってきた服の品定めを楽しんでいましたよ」と話す。
ただ、3月末の夜間の飲食業などの使用自粛の呼び掛けなどがあって、再び劇場やライブハウスは休演になり、人出は再び減少。このマスターは『4月に入ってからは、本格的に人出が少なくなった。散策する人だけでなく、買い物客も減っています』と話している。
若者に人気がある東京・下北沢=4月2日
飲食店も事情は同じようだ。
ライブハウスや人気の洋服店などと軒を並べる焼き鳥店の主人は「新橋や銀座と違って、若い人にとってこの病気は『他人事』のようで、あまり客足に変化はなかった。特に3月20~22日の3連休ごろからは、自粛に耐えきれなくなった小さなライブハウスや小劇場で公演が再開されたのか、平日を中心に夕方だけでなく夜遅くにいらっしゃるグループのお客さんも増えていました」と言う。
4月に入ると店の前を歩く人の数も減り、複数人数のグループは夜間を中心に急減した。「それでも常連さんが1人で、あるいは2人ずつなどで、開店直後の午後5時すぎからの早めの時間に来店してくれているので、店を開けていられます」
◇中高年は接待控えて
このような傾向は若者だけではないようだ。政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が1日に出した状況分析・報告でも、東京都内のバーやナイトクラブでの感染が判明した38人のうち20人が40~50代だった。これに先立ち3月30日、「不要不急の外出自粛」を求めている東京都の小池百合子知事は「若い人にはカラオケやライブハウス、中高年の人にはバーやナイトクラブなど接待客を伴う飲食店に行くことを当面控え、自粛してもらいたい」と要請していた。
小池知事は3日の記者会見でも都民に対して外出の自粛を要請。4日の土曜、5日の日曜でも東京・銀座は百貨店などが休業し、人出は少なかった。ただ、問題は感染がなかなか収束しない場合に緊張感をどこまで保てるかだ。それは、都民に限ったことではない。
(2020/04/05 18:16)
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