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~アレルギー患者で活性化(信州大学医学部付属病院 柳沢龍准教授)~
脂質異常症は、脂肪分の取り過ぎや運動不足などが最大の原因だが、遺伝性のものもある。遺伝性の場合、どのような点に気を付ければよいのか、帝京大学臨床研究センター(東京都板橋区)センター長の寺本民生名誉教授に聞いた。
◇遺伝が強く影響
「家族性高コレステロール血症患者のコレステロール値は遺伝の影響が圧倒的に強く、生活習慣が関与する余地がほとんどありません」と寺本名誉教授。生活習慣に伴う脂質異常症の人に比べて、幼い頃からLDLコレステロールが大幅に高い数値を示すことが特徴だ。
「患者さんの中には、コレステロール値が高くても放置し、中高年になって初めて受診する人もいます。10~20代でコレステロール値が高いと指摘されたら、家族性高コレステロール血症の疑いがあるので、一度受診してほしい」と寺本名誉教授は呼び掛ける。
(2017/11/11 16:05)
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