治療・予防 2024/11/05 05:00
介護リスク高める骨粗しょう症
~10代から予防、中高年は検診を~
「紅斑』といわれる赤い発疹から始まり、次々に水ぶくれができてはつぶれて患部が広がっていくことから『とびひ』と呼ばれています」。NTT東日本関東病院(東京都品川区)皮膚科の五十嵐敦之部長は、こう説明する。原因となるのは黄色ブドウ球菌などで、通常は医師の診察を受け1週間ほど抗菌薬を使った治療を続ければ回復するという。
◇重症化したら内服抗菌薬
五十嵐部長は「ガーゼの交換時に痛がる子どもも多いので、シャワーでガーゼをぬらしながらはがして患部を洗い、新しいガーゼに交換するのがよいだろう」とアドバイスする。
ただ、3日以上治療を続けても症状が改善されない場合は要注意だ。黄色ブドウ球菌自体は日常生活の空間にありふれた細菌だが、近年はさまざまな抗菌薬に耐性=用語説明①=を持つ「MRSA」と呼ばれる菌が増えており、抗菌薬が思うように効果を上げないケースもあるからだ。
「耐性菌とはいえ、すべての抗菌薬が効かない事例は少ない。診察時に患部の分泌物を採取し数日かけて培養試験にかければ、どのような細菌か確定できる。耐性菌であっても、有効な抗菌薬に切り替えれば治療できる」と五十嵐部長。症状が長引いた場合は医師に報告し、可能なら皮膚科の専門医の治療を受けるようにしてもらいたいと言う。
(2018/06/10 16:00)
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