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米国内での女優ら有名人の乳がん治療に関する報道が、一般人の治療選択に影響を与えた可能性がある、とする研究結果を米ミシガン大学がんセンターのマイケル・サベル医師らが医学誌オンライン版に発表した。
同医師らは2000~12年に乳がんの診断を受けた女優らセレブ17人について、700件以上の報道記事を分析。その結果、4人が両乳房切除を受けており、彼女らの記事の45%は手術内容に言及していたが、両乳房切除を選択した背景(遺伝子変異、家族歴、再発リスクの高さ)などについては半数以上の記事で言及されていなかった。
一方、セレブのうち10人は片側乳房切除や乳房温存療法を受けたが、こうした手術に関する記事は26%だった。対象期間における同センターでの両乳房切除術の実施率は4%から19%へと増加したという。
ただ、両乳房切除を選ぶ女性が増えた理由は報道以外も考えられるとも指摘。その要因としては、遺伝的リスクに関する情報の増加や乳房再建技術の向上などが挙げられるとしている。(メディカルトリビューン=時事)
(2016/10/04 07:11)
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