尿酸(UA)

■痛風、腎機能低下で増加
 尿酸は、DNAを構成する核酸の一つであるプリン体の最終産物です。腎臓から排泄(はいせつ)されるため、腎臓からの排泄が低下すると血中濃度は上昇します。また、プリン体の過剰摂取(ビールなど)あるいは白血病の治療などで、細胞が大量に破壊されDNAからの尿酸生成が増加すると、血中濃度も上昇します。
 高尿酸血症になると関節内に尿酸の結晶がたまり、痛風と呼ばれる関節炎を引き起こします。足の親指の関節の痛みは特に有名です。また、高尿酸血症は痛風腎といわれる腎機能低下を引き起こします。

■基準値:男性 3.7~7.8mg/dL、女性 2.6~5.5mg/dL

■検査結果から疑われる病気
 高値の場合には、次のことが考えられます。
 高尿酸血症・痛風慢性腎臓病白血病

(執筆・監修:国際医療福祉大学大学院 臨床医学 教授〔臨床検査医学〕 下澤 達雄)

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