風疹ウイルス抗体

■風疹の診断
 風疹は俗に「3日はしか」と呼ばれ、発熱、発疹(ほっしん)、リンパ節腫脹(しゅちょう)を特徴とする小児に多いウイルス感染症ですが、成人ではより重症化します。
 妊娠初期の妊婦に感染すると、胎児に感染して、白内障や難聴、心疾患などの先天性風疹症候群をひき起こすことがあります。抗体が陰性の場合には、風疹ワクチンを接種しておいたほうが安全です。

■基準値:陰性(-)

(執筆・監修:国際医療福祉大学大学院 臨床医学 教授〔臨床検査医学〕 下澤 達雄)