全国保険医団体連合会は23日、70歳以上の高齢者がマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を使って受診した際、医療費の窓口負担割合が誤って表示される事例が少なくとも32都道府県の693医療機関であったとの調査結果を発表した。保険者の登録ミスなどが原因とみられるという。
 調査は、連合会に所属する33都道府県の5万4809医療機関を対象に7月27日から実施。8月8日までに回答があった5055機関(回収率9.2%)の結果をまとめた。
 集計によると、13.7%に当たる693機関が、マイナ保険証のオンライン資格確認の画面と健康保険証の券面の負担割合に相違が「あった」と答えた。70歳以上の医療費の窓口負担は1~3割となっている。 (C)時事通信社