厚生労働省は13日、「みんなで学ぼう依存症のこと」と題し、依存症に関する若年層の理解促進に向けたトークイベントを早稲田大学で開催した。お笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳さんらが出演。専門家とともにアルコール、ギャンブル、薬物などの依存症について話し合い、依存症は誰でもなり得るし、回復できる病気だと呼び掛けた。
 トークセッションでは、福田さんが仕事へのプレッシャーから大量に飲酒することで睡眠を取っていたエピソードを披露。体調不良をきっかけに飲酒方法を見直した自身の経験を踏まえ、「依存症から立ち直るのは自分にとっても周りにとっても大変。手前で止められれば依存症になるの人を減らせるのではないか」と話した。
 このほか、イベントでは依存症を専門とする国立病院機構さいがた医療センターの佐久間寛之院長が講演。学生に向けて依存症のメカニズムを説明し、依存症の疑いがある人へのアプローチの仕方や適切な相談先を紹介した。 (C)時事通信社