大正製薬ホールディングス(HD)は24日、経営陣による自社買収(MBO)を実施すると発表した。創業家の上原茂副社長が代表を務める企業がTOB(株式公開買い付け)を行う。買い付け総額は約7100億円で、関係者によると、日本企業のMBOで最大規模となる。構造改革加速のため、機動的に意思決定できる経営体制が必要と判断した。
 同社は東証スタンダード市場に上場している。買い付け価格は1株8620円で、期間は27日~来年1月15日。TOB成立後、同社株は上場廃止となる。 (C)時事通信社