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【Upmind】東京大学と共同開発したスマートフォンアプリを用いて、毎日5-10分のメディテーションの習慣化の実証効果の把握に成功(生産性が有意に向上するなど)

Upmind株式会社
Upmind株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 箕浦 慶、以下 Upmind)は、滝沢龍研究室(東京大学大学院・教育学研究科・准教授)と2022年4月より開始した共同研究にて、共同開発したスマートフォンアプリを用いて、毎日5-10分のメディテーションの習慣化の実証効果の把握に成功したことを発表します。 今後も、さらなる共同研究での協働を通して、メンタル不調の予防につながる生体指標、瞑想による生体・メンタルヘルス関連指標の改善効果、について理解を深めて、日本社会のメンタルヘルス・ウェルビーイング向上に貢献する研究・サービス開発を進めてまいります。




1. 研究の進捗・成果の概要
Upmindは、2022年4月1日から2025年3月31日の期間にわたって、東京大学滝沢龍研究室と、メンタルヘルス不調の予防・回復の効果につながるデバイス開発の共同研究に取り組んでおります。第一弾として、弊社アプリ「Upmind」でも注力している、アプリでのマインドフルネス瞑想の習慣化が、どの程度効果があるのかについて、実証研究を行ってまいりました。

現時点でメンタル不調のない健常な労働者136名を対象に、共同開発したスマートフォンアプリ(瞑想の前後での影響を把握出来るよう「Upmind」アプリを研究用にカスタマイズ)を利用し、1ヶ月、マインドフルネス瞑想を習慣化することで、生体(心拍)・メンタルヘルス関連指標について、どの程度の効果があるのか、実験群と統制群に分けて研究を実施し、マインドフルネス瞑想の実施前後での影響を把握することに成功しました。

アプリを用いてマインドフルネス瞑想を1ヶ月間、習慣的に行うこと(平均、週に4,5回)で、労働の生産性が有意に約17%向上する(※絶対的プレゼンティーズム)*ことなどを確認しました。他改善指標含めて、研究結果は、今後、論文化していく予定です**。

この実験には東京大学と弊社の共同開発した独自の瞑想ガイドを利用。日本語の瞑想ガイドの習慣化を促進するアプリをデバイスとして開発し、国内で初めてとなる科学的な効果検証に取り組んでいます。


* セルフコンパッションを取り入れた場合
** 上記結果については、6月のソウルでのWCCBT(10th World Congress of Cognitive and Behavioural Therapies)学会で既に発表。今後、論文化する予定であり、一回の瞑想の前後での影響など上記他の改善指標含め、その際に詳細な数値など公表する予定


Upmind代表 箕浦慶からのコメント
「メンタルヘルスは日本社会において予防の心理的ハードルなどが高く、開発当初より、優れたデザインと、科学的に効果が実証されているアプリであることが重要であると考え、取り組んでまいりました。今回、後者において、弊社監修の瞑想ガイドを用いて、アプリでのメディテーションの習慣化の効果が確認されたことが分かり、安心しております。今後、さらなるサービスの改善と、自治体や法人の皆様とも連携を進め、多くの方が心に余白をもって幸せに暮らせる世界に少しでも寄与できるよう、取り組んでいければと思います。」

滝沢龍 准教授からのコメント
「Upmind社との共同研究を通して、メンタルヘルス不調の把握の一助となる生体指標の理解、予防のための健康行動の習慣化のアドバイスの精度向上に取り組み、こうした成果が将来的にメンタルヘルス不調の予防・回復に活用されることを期待しています。Upmind社とメンタルヘルス不調を検知・予防するデバイスの開発を、さらに進めていければと思います。」


2. 今後の共同研究について
今回の研究にとどまらず、当初より予定していた研究期間(2022年4月1日から2025年3 月31日)に則って、メンタルヘルス不調の予防・回復のさらなる効果向上のための有用性検証を進めてまいります。

2025年3 月までの期間で、主に2つのフェーズに分けて、研究を進めていきます。

Upmindによる生体指標データの取得をベースとしたメンタルヘルス不調の予兆・症状の検知ロジックの検証

上記で特定した生体指標の改善のための、マインドフルネス瞑想を含めた健康習慣の効果検証(期間、頻度等の明確化含む)



上記から得られた示唆をUpmindのサービスにも反映し、ウェルビーイング・メンタルヘルスの社会課題の解決に貢献できるよう、中長期的に腰を据えて取り組んでいきます。




3. Upmindの今後の展望について
Upmindは、”誰もが心に余白をもって幸せに生きる世界の実現”を目指して、日々、事業の開発・運営を行っています。

アプリ事業(30万人以上の方がこれまでに利用)では、現在も既に導入済みですが、共同研究の成果を元に、睡眠や歩数などの生体データより、心の不調を予測する精度を更に向上。生体指標とメンタルヘルスの関連性の理解を深め、各ユーザーにより最適な健康習慣のアドバイスを提示。また、より多くの方に取り組んでいただけるよう、デザイン・ブランディング含め、スタイリッシュに取り組むことのできるサービスを実現していきます。

また、今回の産学連携の取り組みもそうですが、今後は、自治体や法人、医療機関との他パートナーとの連携を通して、アプリと他施策を組み合わせた健康・医療プログラムの開発・社会実装に取り組んで、より事業を拡大し、社会に貢献していければと考えております(法人向けアプリを現在開発中)。




■Upmind株式会社について
Upmind株式会社は、2021年5月に設立したウェルビーイングテックカンパニー。主に、国内発で最大のマインドフルネスアプリ「Upmind」を開発・運営(東京大学滝沢龍研究室とも共同研究)。心に余白をもつことの習慣化を支援するための事業を企画しています。

サービスHP:https://upmind.co.jp/
App Store (iOS):https://apps.apple.com/jp/app/id1565658134
Google Play (Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=com.upmind
公式note:https://note.com/upmind
問い合わせ先:contact@upmind.co.jp

代表取締役(箕浦 慶)プロフィール
オーストラリア・パース生まれ。2015年に東京大学工学部を卒業、チームラボに入社。2016年までスマートフォンアプリのエンジニアとして開発業務に従事。2017年に米Bain&Company(戦略コンサルティングファーム、東京支社)に転職し、経営戦略の立案に従事。2021年にUpmind株式会社を設立。瞑想歴はゴア(インド)で体験してから10年以上。


■共同研究先:滝沢龍研究室について
滝沢龍研究室(東京大学大学院・教育学研究科)は、”こころの健康を科学する”ということを研究室のメインテーマに、特に予防へアプローチする実証的研究を主に行っております。

滝沢龍 准教授プロフィール
主な研究分野は臨床精神医学、臨床心理学、メンタルヘルス。医師(厚生労働省)・医学博士(東京大学)であり、東京大学医学部附属病院・精神神経科・助教、Newton International Fellow(funded by The Royal Society & The British Academy)等を経て現職。


本リリースに関する取材・お問い合わせ先
Upmind株式会社広報チーム
Email:contact@upmind.co.jp
公式サイト:https://upmind.co.jp
Instagram:https://www.instagram.com/upmind_jp
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