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連結子会社(REPROCELL USA Inc.)に対する補助金の交付決定に関するお知らせ

株式会社リプロセル

連結子会社(REPROCELL USA Inc.)に対する補助金の交付決定に関するお知らせ

2023年6月1日付の「連結子会社(REPROCELL USA Inc.)に対する補助金に関するお知らせ」でお知らせしたとおり、当社の100%子会社であるREPROCELL USA Inc.が、米国メリーランド州政府の外郭企業であるTechnical Development Corporation (TEDCO)の運営するMaryland Stem Cell Research Fund (MSCRF)による補助金(以下、本補助金)の受賞者に選定されておりましたが、この度、本補助金に関する契約が両者間で締結され、交付が決定しましたので下記のとおりお知らせいたします。



近年、ヒトiPS細胞の応用分野は、従来からの疾患モデルや病態解析、創薬支援ツールとしての活用から、臨床活用を見据えた研究開発への広がりが加速化しています。臨床応用の分野としては、心筋、網膜、神経といった細胞のほか、免疫細胞を用いた癌免疫療法への応用への期待が高まっています。一方で、iPS細胞からNK細胞といった免疫細胞を効率的かつ安定的に分化誘導するには、いくつかの課題が残されています。

当社グループは、臨床用途および研究用途に適したiPS細胞樹立を行い、さらに各種細胞への分化誘導までの一連の流れを自社グループ内で完結する技術及びネットワークを保有しております。本補助金を活用し、iPS細胞から効率的かつ安定的に造血幹細胞およびNK細胞への分化誘導を行う技術の確立を行います。これによりユーザーが必要な造血幹細胞やNK細胞を迅速に入手できるというメリットを提供できるため、製薬企業・研究機関における癌免疫療法への治験薬開発の期間やコストが大きく改善されることが期待されます。

また、本補助金で確立したノウハウをベースに、当社グループの臨床用途iPS細胞を用いて、臨床活用に適した製造環境のもとNK細胞への分化誘導を行う手法を確立することにより、実際に臨床応用ができるNK細胞の製造ノウハウの確立までを視野に入れています。

【本補助金の概要】
プロジェクト名: Generation of immortalized lymphoid progenitors and ready to use Natural Killer (NK) cells from human induced Pluripotent Stem Cell (hiPSCs)
期間: プロジェクト開始から12か月間(1年間)
補助上限額: 合計373,657ドル(約52百万円) ※1ドル=140円にて換算

当社グループでは、引き続きiPS細胞由来の臨床用途や機能性細胞を活用したプロジェクトを推進してまいります。
なお、2024年3月期の連結業績予想への影響は軽微です。



TEDCO-MSCRFに関して
当補助金はメリーランド州政府のイニシアチブにより運営されており、州内のステムセル関連リサーチや再生医療ビジネスを促進することを目的としております。

以上
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