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音声入力とAI要約でカルテ作成業務をラクにするwebアプリ「medimo」、医療関係者向けに無料体験版の先行予約を開始

株式会社Pleap
医療従事者を煩雑な書類業務から解放し、患者の診察・治療により集中できる持続可能な医療現場の実現へ

株式会社Pleap(本社:東京都世田谷区、代表取締役:野村 怜太郎・中原 楊、以下「当社」)は、6月26日に医療関係者向けに、診察やりとりの音声入力とAI要約でカルテ作成業務をラクにするwebアプリ「medimo」無料体験版の先行予約受付を開始します。



株式会社Pleap(本社:東京都世田谷区、代表取締役:野村 怜太郎・中原 楊、以下「当社」)は、6月26日に医療関係者向けに、診察やりとりの音声入力とAI要約でカルテ作成業務を楽にするwebアプリ「medimo」無料体験版の先行予約受付を開始します。

OpenAIのChatGPTをカスタマイズし、医療従事者が使いやすい最適なUIに組み込みました。文章作成に使う医療従事者の時間を大幅に削減することで、医師をはじめとする医療スタッフが患者の診察・治療により集中できる持続可能な医療現場の実現に貢献します。

*4月から複数医療機関に限定した実証実験にて有用性・安全性の確認を行っています。


【開発背景】

医療従事者の働き方改革が急ピッチで進められる中、今まで通りの高質な医療を広く提供するためには、医療DXによってタスクを自動化することが強く求められます。その中でも根強い課題として、医療従事者の事務作業の多さが挙げられます。平成30年の厚生労働省による病院勤務医の勤務実態調査によると、医師の業務において事務作業は診療時間の21%も占めています。また、皮膚科や眼科など、診療中に手技を行う必要があり電子カルテの入力ができず、かつ1日の来院数が多い診療科では電子カルテの入力が診察中に間に合わず、時間外労働が発生しやすい。これらの課題に対する解決策として様々な取り組みがなされてきたが、AIシステムの精度やコスト面の課題により現場に受け入れられているサービスは未だありません。


【サービス詳細】


「今まで残業してまで書いていたカルテが、診察が終わったらもう出来上がっている!」

この感動を医療従事者に届けるべく、AIが音声から自動でカルテ原稿を作成します。


特徴1 独自の医療音声データで訓練した高精度な音声認識モデル



医療用語の文字起こしに特化した音声認識エンジンを独自開発。医師と患者さんの会話からリアルタイムで文字起こしを行います。

特徴2 現役臨床医の意見を反映したカルテ形式に自動要約



書き起こされたやりとりを元に、AIが迅速にSOAPフォーマットの要約を作成します。診察と関連のない情報が少なく、かつ必要な医療情報が盛り込まれるように、現役の臨床医とチューニングを工夫しました。また、書き起こしデータをOpenAI社のサーバーに送信する前に個人情報の消去を自動的に行うシステムも実装しており、情報セキュリティに最大限配慮しております。

特徴3 オンプレミス型カルテへの貼り付けにも対応



オンプレミス型電子カルテをお使いの方でも、PC接続できるQRコードリーダをお持ちであれば貼り付けできます。


【無料体験の予約】

以下のサービスサイトにアクセスし、先行利用予約を行えば、アプリの準備が出来次第メールにて順次ご案内させていただきます。
https://site.medimo.ai/

【今後の展開】
 
当社はmedimoを沢山の方に利用していただくことで、より良いサービスに磨き上げていきます。

以下の機能を近日中に実装予定です。

各診療科に対応した音声認識精度の更なる向上(産婦人科、精神科など)

医師がカルテ要約のフォーマットをカスタマイズできる機能

外部の音声ファイルを書き起こせる機能



また、病院施設・診療科単位で頻出の固有表現(医療用語、地名、略語など)に最適化したAIモデルによってさらに医療関係者の課題を解決すべく、法人プランを提供する見込みです。

介護施設や一般企業様との実証実験も随時行っておりますので、ご興味ある方はぜひ気軽にご連絡ください。


【よくあるご質問】

Q1 スマホで利用できますか?
A1 はい、利用可能です。webアプリのため、iPadやPCでのご利用も可能です。

Q2 電子カルテと連携はできますか?
A2 クラウド型電子カルテでは、テキストのコピー&ペーストによる入力ができます。オンプレ型電子カルテでは、QRコードを介したテキストの貼り付けが可能です。

Q3 患者と患者ご家族の声を識別して認識することはできますか?
A3 現状(6月26日時点)はまだできませんが、要約の精度に影響はございません。

Q4 独自の専門用語や固有名詞(クリニック名、連携先名など)を追加できますか?
A4 法人プラン提供時に機能として提供する予定です。

Q5 患者さんの個人情報、システムセキュリティに関する取り組みについて教えてください。
A5 個人情報はシステムが自動でマスキングするため、個人情報を含まない書き起こしデータが要約されます。セキュリティは医療情報システムのスタンダードである3省2ガイドラインに則っております。


【開発者からのコメント】

「我々は、多忙な医師の負担を減らすためにmedimoを開発しました。medimoを使用することで、電子カルテ入力の負担が減り、患者と向き合う時間が増えることを願っております。医師の働き方が見直されている中、診療と直接関係のない業務が多くの負担を生んでいます。AIを利用することで、この負担を軽減し、医師にしか出来ない業務に集中できる環境を作る意義は大きいと考えております。まずは書類作成から日本の医療にテクノロジーの力で変革をもたらして行きます。」
当社代表取締役CEO/CTO 野村 怜太郎


【アドバイザーコメント】

慶應義塾大学医学部 石井石橋記念(拡張知能医学)講座 教授 桜田一洋
*慶應義塾大学医学部全体のAI研究と教育を横断的に牽引
「若者の『思い』が未来社会を先駆ける変革を生み出してきた。このチームの医療への深い洞察とAIに関する技術開発力は持続的な事業の発展を可能にする。」

金沢大学 融合研究域融合科学系 准教授 / 附属病院循環器内科 / 一般社団法人CureApp Institute 共同代表 野村 章洋
*2023年4月にChatGPTの日本の医師国家試験解答精度に関する研究結果を公表
「Pleapは、医療のバックグラウンドと機械学習に関連したプロダクト制作の経験をもとに、大規模言語モデルを用いた医療分野における業務効率化にいち早く取り組まれてきました。medimoはこのような医業効率化を目指す第一歩として今回先行利用提供が開始されましたが、今後も改良を重ねながら医療DXを担うツールのひとつに発展することを期待します。」


【株式会社Pleapについて】

「最先端テクノロジーで医療現場を持続可能に」をミッションに掲げ、現役医学生でありエンジニアでもある2人が中心になり2022年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、音声入力とAI要約でカルテ作成業務をラクにするwebアプリ「medimo」を開発・提供。医療従事者を煩雑な書類業務から解放し、患者の診察・治療により集中できる持続可能な医療現場の実現に貢献してまいります。

所在地  :〒157-0066 東京都世田谷区成城六丁目21番7号
設立   :2022年5月
代表者  :代表取締役 野村 怜太郎・中原 楊
URL   :https://pleap.jp
連絡先  :support@medimo.ai
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