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サラサーティから、「おりもの」ガイドブック誕生。若者がカラダと向き合うきっかけへ。

小林製薬株式会社
一人で抱えてしまいがちな「おりもの」の不安や悩みに寄り添う、おりものシート付きガイドブックが2023年8月末に完成。編集には、佐久間裕美子率いるsakumag collectiveが参加。

 日本初のおりものシートブランドとして35年間に渡り、女性の身体の悩みに寄り添ってきた小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林 章浩、以下、小林製薬)の『サラサーティ』は、特に「おりもの」にまつわる身体の不安や悩み、疑問が多い若者に向けて、おりものシート付きガイドブック「My Body,My Self.」を制作します。ガイドブックは9月に原宿にて開催される期間限定イベントにて3000部、無料配布を予定しています。



 おりものシート付きガイドブック「My Body,My Self.」は、カラダや性にまつわる「しかたない」を可視化し、より風通しのよい社会に向けたアクションを展開するソーシャルプロジェクト「#しかたなくない」とのコラボレーションによって実現。「カラダのこと、わからないのは #しかたなくない」を合言葉に、一人で不安や悩みを抱えこんでしまいがちな「おりもの」への理解を深めてもらうことで、かけがえのない自分自身の身体と向き合い、大切な人と分かり合う機会を届けることを目指します。


おりものは、不快でよくわからないもの?


 
 日本初の“おりものシート”『サラサーティ』は、発売から35年間おりものについて向き合ってきました。
 
 「おりもの」は子宮、膣、汗腺からの分泌物が混じり合った粘性の液体で、量や頻度は人によるものの、基本的には生理中以外の期間、初経よりも前から始まり、閉経後もしばらく続く身近な現象です。しかし、下着の汚れやベタベタした感覚、ムレ、ニオイなど、様々な女性の悩みを生み出す原因にもなっています。
 
 小林製薬の調査では、「おりものの量やにおい、気になりますか?」という質問に対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した方は全体の31.8%、特に10-20代(18歳以上)の若者世代では47.5%と半数近くに至りました。
 
 また、デリケートゾーンに関して気になる症状については、においに次いで、10-20代(18歳以上)の49.3%が「おりもの」と回答しています。

出典:小林製薬「サラサーティブランド調査」(2022年9月)18-69歳女性


出典:小林製薬「サラサーティブランド調査」(2022年9月)18-69歳女性


 しかし、「生理」については、学校教育でも教えられ、オープンに語れるムードが徐々に生まれてきましたが、生理以上に身近な現象である「おりもの」についての悩みや、正しいケアの方法などが語られることは、いまだほとんどありません。

 女性特有の悩みについて、全体の53.5%が「情報収集はしない」と回答。辛いと感じることで一番多かったのは症状自体ではなく、ケアする方法が分からないことであることも明らかになりました。

出典:小林製薬「女性特有の悩みに関する調査」(2022年9月)20-49歳女性


出典:小林製薬「女性特有の悩みに関する調査」(2022年9月)20-49歳女性

おりものを正しく知ることが、カラダと向き合う機会に。



 このような「おりもの」を取り巻く状況がある一方で、実は「おりもの」は身体の調子を知らせてくれる大切なサイン。不快でめんどくさいものだけど、正しくおりものについて理解してもらうことで、かけがえのない自分自身の身体と向き合い、大切な人と分かり合う機会を届けるために、35周年という節目に若者向けのガイドブックを制作する運びとなりました。

Twitterにて不安や悩み、疑問を募集。



 おりものガイド「My Body,My Self.」のメッセージは、「このカラダと、生きていく」。おりものにまつわる基礎知識だけでなく、若者を中心に、不安や悩み、疑問などリアルな声に耳を傾けながら、それらを可視化し、応えていく制作プロセスを大切にしています。

 一人で不安や悩みを抱えてしまいがちなおりものだからこそ、一人ひとりの心を解きほぐし、身体の味方であるおりものについて理解を深めてもらうことで、かけがえのない身体と上手に付き合うためのヒントやアドバイスを届けます。

 また、7月5日よりサラサーティ公式Twitterでも、おりものやカラダに関して、日頃感じる疑問や漠然とした不安、過去に悩んだことを募集。いただいたコメントのいくつかを、回答と共に掲載します。

 ガイドブックはソーシャルプロジェクト「#しかたなくない」との共同開発。編集には『ヒップな生活革命』『WEの市民革命』等の著書で知られる佐久間裕美子氏率いるsakumag collectiveを迎え、おりものにまつわるパーソナルな体験談や読者に向けたメッセージまで、1冊に詰め込みます。

  また、巻末には、長年女性のおりものと向き合ってきた『サラサーティ』からのギフトとして、おりものシートを付録。これまでおりものシートを使う機会がなかった人への新しい選択肢を作ります。

BOOKは9月に配布



 ガイドブックは8月末に完成。一人でも多くの人に届けるべく、まずは9月1日から5日まで、原宿の期間限定ストアにて3000部を無料配布予定。手に取った方が、自分の身体について正しい知識をつけられるよう、また少しでもおりものや身体に関する疑問が解消できることを願っています。

 『サラサーティ』はガイドブックの制作を機に、「このカラダと、生きていく」というメッセージを、今後も様々な形で具現化してまいります。

『サラサーティ』について


 
 『サラサーティ』は、女性の「おりもの」の存在にいち早く目を向け、日本で初めておりものシートを開発・発売開始。女性の「おりもの」のお悩みに寄り添い、ライフスタイルの変化に合わせて進化を続けてきました。現在は全14種類のラインナップを揃え、「今の自分」に合わせて好みのものを選んでいただけます。
おりものシートは下着内の快適さを与えてくれるだけでなく、おりものから体調の変化を確認したり、下着が替えられない災害時などにも活用したりと、その利点が改めて見直されています。
 『サラサーティ』はこれからも、女性の健康のバロメーターである「おりもの」の悩みやお困りごとを解決できる専門家として、現代の女性たちが少しでも快適に過ごし、社会で活躍できるよう、応援してまいります。

『サラサーティ』ブランドサイト:https://www.kobayashi.co.jp/brand/sarasaty/

『サラサーティ』 ブランドマネージャー 白石からのコメント
 おりものは自分の身体からのメッセージです。おりものを毎日確認し、知ることは、自分の身体を知ることに繋がります。身体のSOSや異常にできるだけ早く気づき、早めに対処することができるおりもの。だからこそ、おりものを知って、自分の身体を知り、大切にしてほしいと切に願っています。でもベタベタしたり、たまに不安定なおりもの。そんなおりものと、快適に付き合うお手伝いができると嬉しいです。

#しかたなくない プロジェクトについて



 多様性。そんな言葉が少しずつ浸透してきました。それでもまだ、私たちの生活には無意識のうちに「しかたない」と諦めてしまっていることが沢山あります。カラダや生理、性のこと。あるいは学校、仕事、社会のこと。いつの間にか積み重なった心の中の「しかたない」が、人生にブレーキをかけているから。誰もが自分らしく前向きに生きるためには、一人ひとりの「しかたない」から目を逸らしてはいけないはず。オンラインのピル処方サービス「スマルナ」を展開する株式会社ネクイノが、一般社団法人渋谷未来デザインとともに、渋谷区から社会に向けたアクションに乗り出しました。
 
 2021年12月の発足時には、12種類の「#しかたなくない」ポスターで渋谷駅周辺をジャック。同時に、心のなかの「しかたなくない」について身近な人と会話をするためのヒントを詰め込んだフリーマガジンを渋谷109前を中心に20,000部無料配布しました。

 その後、他企業・他団体とのコラボレーションによる発信やイベント、『性共育プロジェクト』の始動など、精力的に活動。包括的なスローガンだからこそ、あらゆる垣根を越えて、より風通しのよい社会に向けたアクションを展開しています。

「#しかたなくない」公式サイト:https://shikatanakunai.com
「#しかたなくない」Twitter:https://twitter.com/shikatanakunai_

しかたなくない運営事務局
株式会社ネクイノ
株式会社Konel
株式会社ニューピース

Sakumagについて



 Sakumagは、佐久間裕美子のニュースレターを媒介にしたコレクティブです。勉強会やイベントを開催したり、出版物『WeAct!』シリーズ、最新刊『We Are Learning #地球と生きるに一票』などみんなで本を作っています。

sakumag.com

Sakumag 佐久間氏からのコメント(おりものガイド掲載のエッセイから)

生理これって「正常」なのかな? 
私がおかしいのかな? 
「病気」かな?
そういう気持ちになった体験は、私にもたくさんあります。こっそりネットで検索したり、ぐるぐると悩んだり、一人で抱え込むのに疲れて口に出してみたら「私もある!」と言われて安心したり、病院に行こうと心が決まったり、病院に行って「これ以上、遅かったらもっと悪くなるとこだった」と言われたこともあるし、「もっと早く来てください」と怒られたことも(あぶない、あぶない)。
それにしても、カラダと向き合うこと、カラダについて話すこと、なんでそんなに難しいんだろう?
わからないから? 怖いから? 自分がヘンだって思いたくないから?
ひとつしかない大切な自分のカラダのことなのに、こういう気持ちがときに勝ってしまうのは、なんでだろうって、つきつめて考えた時、社会の刷り込みや恥の概念によるところが小さくなくて、それでも、自分のカラダとじっくり付き合うのは、やっぱり自分しかいなくて。
すこーしずつ、自分のカラダと向き合えるようになって思うのは、自分のカラダと仲良くなれる方法はあるということ。
それは、カラダの仕組み、自分の体質や「ふつう」を知ること、自分をケアし、体のサインを受け止めるアンテナを磨くこと、そして、ヘルプが必要なときに迷わない自分を作ること。
カラダは、大切な味方。相棒。パートナー。
替えが効かない唯一無二の存在として、大切にしていこう。
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