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対話が職場の雰囲気にいい影響を与えている87.2%―心理的安全性の高い職場づくりとは

株式会社manaby
ダイアローグ(対話)に取り組むmanaby、組織にもたらす影響を調査

就労支援事業等を行う株式会社manaby(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:岡崎 衛)は、従業員を対象にダイアローグ(対話)が組織にもたらす影響に関する意識調査を行いました。



■背景
manaby(マナビー)は「一人ひとりが自分らしく働ける社会をつくる」ことをミッションに掲げ2016年に創業、就労支援事業を中心にサービスを展開しています。明確な答えのない「自分らしさ」を探求するために注目したのがダイアローグ(対話)で、サービスだけでなく組織づくりや人材育成に活かそうと、これまで定期的な勉強会を開催するなど様々な取り組みを行ってきました。

学び始めて約6年が経過した今年、マナビーでは従業員を対象にダイアローグについての意識調査を実施。その結果多くの従業員が、ダイアローグによって対人関係や組織、仕事にいい影響があると感じていることがわかりました。

※マナビーではダイアローグを「結論を出すのではなく互いの『違い』を明確に共有することで理解を深め考えるコミュニケーション」と捉えて実践しています。

■調査概要
ダイアローグ(対話)意識調査
調査期間:2023年2月3日~22日
調査方法:インターネット
調査対象:株式会社manaby 従業員
有効回答数:94(回答率82.5%)※調査時点従業員数114名


■組織や仕事に好影響
組織や仕事に関する項目においてはいずれも6割以上がいい影響を感じると回答。ダイアローグがあることでチームとして力を発揮しやすいと感じていることがわかりました。




(回答コメント一部抜粋)
・チームビルディングにとても役立ったかと思います
・何かを決めるという目的の議論であっても、スタッフ同士がベースにダイアローグの姿勢を持っているおかげで、お互いの意見に耳を傾けて尊重をすることができていると感じます
・相手のことをよく知ることができ、また相手に自分のことを知ってもらえるため、コミュニケーションがとりやすくなり、何か行う際にスピーディーに動くことができました


■対人関係を円滑にする対話
仲間との関係(85.1%)、上司との関係(75.5%)と、対人関係に関する項目でもいい影響を感じている割合が高い結果となりました。特に顕著だったのが他者理解(91.5%)への影響でした。
ダイアローグは議論や会話と違って、自分と他者の違いをみつめ相互に学び合うコミュニケーションであるとされています。マナビーの従業員は、ダイアローグを通して相手への理解が深まることを実感しているようです。



(回答コメント一部抜粋)
・自己理解や他者理解が深まるため、相互の関係性は深まりやすいと思う
・人の意見を否定しない=自分自身の内なる声や意見も否定しない、ということなので、「どっちも正しいんだな、いいんだな」と自分含めて他者の意見を前向きにとらえられるようになってきた気がします
・相手の意見を否定的にとらえずに、相手の価値観を尊重することは、支援やスタッフ間とのやりとりだけではなく、人との関わりの中で、一番大切にするべき姿勢だと感じました。そういった姿勢を色々な人がもつことができればもっと色々なことに柔軟な社会になるなと思います


■「自分」を理解して自己肯定感にもつながる
ダイアローグにおいては他者との違いに着目しますが、それによって自分の考えや想いを見つめる側面もあります。調査では、自己理解(75.5 %)、自己肯定感(62.8 %)、メンタルヘルス(66.0 %)にもいい影響を与えていると感じているという結果となりました。



(回答コメント一部抜粋)
・価値観の違いが分かって、自分のことを知る機会になっているなと思います
・話している中で自分の考えが整理されて強みや軸が言語化できるようになった
・自分自身が他者の考えを受け入れることが前よりもできるようになった

宮城大学 看護学群 准教授 臨床心理士 公認心理師
株式会社manaby 顧問
平泉拓さん より
「manabyの対話では、『自己と他者の違いを尊重すること』について特に注目されています。違いを尊重すると、新しい気づきや納得感が得られて、自分と他者の新しい「つながり方」を見出すことができるようになります。そしてほどよい「つながり方」のなかにいることで、自分に対して徐々に肯定的に感じられるようになるのです」


■心理的安全性の高い環境づくりにも
職場の雰囲気(87.2%)発言のしやすさ(88.3%)の項目も高ポイントとなりました。


(回答コメント一部抜粋)
・社内での発言のしやすさ、精神的な安心を得られていると感じます
・皆さんと初対面でもこの文化があることで話やすかった
・良いか悪いか判断しない前提で話が進むので、発言しやすいと思いました
・気軽に意見を交わすことができる環境づくりに最適であると感じた
・通常の会話や議論と違い、それぞれがそれぞれの意見を持ったまま終了することができるため、自分なりの考えというものを発表しやすい場になるのかなと思いました


■97.9%が対話に前向き、日頃の業務・支援に活かせそうだと感じている。
マナビーでは創業から障害福祉サービスの就労支援事業を行っていますが、障害者支援の現場において対話の影響を感じており、もっと学びたいという声が上がっています。


(回答コメント一部抜粋)
・様々な意見を柔軟に取り入れる手法は型にはまらない対人支援に繋がると実感しています
・曖昧さにあふれる支援現場で働く者として、曖昧さに慣れる練習ができていることは、支援にも役立てられています
・初期あんなに「??」とふんわりしていたのが、今本当に支援現場で活かせそう・文化として堂々と語れるところまできた
・どのような立場であっても、絶対に必要な姿勢や態度だと感じているので、能動的にずっと学び続けられたらいいなと思っております
・ダイアローグは終わりがあるようなものではないし、マナビーで支援をしている限り学びが増えていくかな、と思います

■課題は「時間」
約半数が事業所、チームでのダイアローグが足りないと感じていることもわかりました。さらに18.1%がもっと学びたいのに学べないと回答。ダイアローグの効果を感じる一方で、日頃の業務量、仕事効率や優先度を考えると「時間が取れない」という声がありました。


(回答コメント一部抜粋)
・ダイアローグを学ぶことが良い支援やチーム形成につながることが分かっても、目の前の課題を優先にしなければならない状況が多い
・通常常務が忙しいので、現状時間は取れないと思ったため
・ダイアローグの基本姿勢は理解できていて、日常的にも使えているので、より深く学ぶことは(取り組む時間的にも)難しいと感じるが、それほど時間のかからない取り組みであれば、定期的にダイアローグとはなんだろう?と考え続けることは大切だと感じます


■まとめ
調査から、マナビーの従業員はダイアローグによって対人関係や組織、仕事にいい影響があると感じていることがわかりました。当社では引き続き学びの機会を提供し、ダイアローグ探究を続けていきます。

株式会社NEWYOUTH 代表取締役
株式会社manaby 顧問
若新 雄純さんより
その人「らしさ」は、僕たち人間に無数に散りばめられた「違い」の相互作用から生まれるものだと考えています。「同じ」や「合う」に安易に逃げず、誰かと違うこと、ズレることを恐れず、むしろそれをお互いに楽しむことができるコミュニケーションを心がけるmanaby社には、豊かな人間関係を育んでいく土壌が育まれつつあると感じます。


■株式会社manaby(マナビー)について
マナビーは「働きづらさや生きづらさを抱える方々に対する支援サービス等の提供」を事業ドメインと定義し、就労移行支援事業「manaby」、就労継続支援B型事業「manaby CREATORS」、オンライン就労支援事業「manaby WORKS」、企業向けコンサルティング事業、システムエンジニアリングサービス事業「manaby TECHNO」を展開しています。

「一人ひとりが自分らしく働ける社会をつくる」ことをミッションとして、2016年創業。2022年4月21日、東証TOKYO PRO Marketへ新規上場。

ダイアローグ(対話)を学ぶ取り組みとして独自のeラーニング研修コンテンツを開発したほか、定期勉強会、全社イベントmanaby TALK!を実施。2023年夏には就活生に向けたインターンシッププログラムを企画中。

●社名  :株式会社manaby
●本社  :〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡1-6-30 ディーグランツ仙台ビル5階
●代表者 :代表取締役社長 岡崎 衛
●設立  :2016年6月
●会社HP :https://manaby.co.jp/
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