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健康に働ける環境をつくる 超低フリーモノマーポリイソシアネートPOLURGREENシリーズ

松尾産業株式会社
~8月24日から適用のREACH規則対応製品~

 松尾産業株式会社(本社:大阪府大阪市、社長 松尾 尚樹 、以下MATSUO)は、ジイソシアネートモノマー規制強化に対応した超低フリーモノマーポリイソシアネートPOLURGREENシリーズを販売しています。  POLURGREENシリーズは、ジイソシアネートモノマーの残留濃度が0.1%未満であり、2023年8 月24日(木)から適用されるより厳格なREACH規則の新基準に対応した製品です。TDI系、MDI系、HDI系などの豊富なラインナップがあり、塗料性能も現在流通している0.5%の製品とほとんど変わらず、EUにおいては既に10年以上の実績がある商品です。  MATSUOは、超低フリーモノマーポリイソシアネートPOLURGREENシリーズを通じて、日本でのポリイソシアネート製品の選択肢を広げ、労働者が健康に働ける環境の提供に貢献していきます。



2023年8月24日(木)以降は、ポリイソシアネートを使用した製品のラベルには、肺に疾患が発生する危険性を示すマークや、呼吸困難を起こす可能性などを示す注意喚起の文章を記載する必要があります。イソシアネートモノマーの残留濃度が0.1%未満であればこのような表記を省くことが可能です。

ジイソシアネートモノマーのREACH規則強化について
 REACH(Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals)規則は、EUが化学物質のリスクを低減し、環境への影響を軽減することを目的として導入した規則です。この規則は、2007年に初めて導入され、2023年8月からより厳しい規制が適用されます。改正では、ジイソシアネートモノマーなど化学物質の規制が強化され、登録義務の拡大、安全性評価の基準も厳格化されます。

 ジイソシアネートは、ポリウレタン樹脂の製造に使用される化学物質です。さまざまなプラスチック製品や、塗料、接着剤、発泡剤などの原料としても使用される身近な化学物質である一方で、非常に反応性の高い化学物質であり、皮膚や呼吸器への刺激、アレルギー反応、発がん性などの健康リスクが懸念されています。そのため、多くの国では使用に一定の規制を設けており、日本でもジイソシアネートモノマーの割合は0.5%未満とされています。現在日本では規制強化の発表はありませんが、労働者の健康リスクを減らすために、欧州に続く規制強化や低フリーモノマーの需要拡大の流れが想定されます。

 新基準の対応には、設備投資や使用前に特別な訓練を実施するなど費用や時間が多くかかります。事業者はイソシアネートモノマー0.1%未満の商品を選択することで、これらを回避することが可能です。

充実の超低フリーモノマーポリイソシアネートPOLURGREENシリーズ
 

 POLURGREENシリーズは、取扱者の健康に害を与えるジイソシアネートモノマーの残留濃度が0.1%未満とREACH規則に対応。塗料性能も0.5%の製品とほとんど変わらず、EUにおいて10年以上の実績があります。トリレンジイソシアネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI) を主力とし、TDI系に関してはEUの木工塗料メーカーへ長期にわたり採用されるなど安定した供給を実現します。その他、特殊品の生産、日本での希釈品、小詰品にも対応します。



SAPICI(Societa Azionaria Per l'Industria Chimica Italiana)サピッチ社
概要:1936 年にイタリアで設立。コーティング、フレキシブル包装、工業用接着剤、プレポリマー、インクなどの高性能ポリウレタンを扱う原料メーカー。
本社:Via del Lazzaretto 20021042 Caronno Pertusella (Varese, Italy)
URL:https://www.sapici.it/

SAPICI Spa製 REACH規制対応 ポリイソシアネート 一覧


【製品のお問い合わせ先】
松尾産業株式会社 コーティングマテリアル事業部 
開発 松崎・佐々木 
TEL: 045-471-3961
お問い合わせ:https://www.matsuo-sangyo.co.jp/contact/contact-coating-materials/

【松尾産業について】
 松尾産業は自動車部品や国内で高いシェアを誇る光輝顔料を中心に専門性の高い原材料や、研究開発装置などを扱う商社です。創業から80年以上製造業に伴走し、モノづくりの将来を見据えた製品を提供してきました。一方で、スタートアップが持つ柔軟な発想やテクノロジーとの連携、開発における共創や国内外の隠れた技術を発掘しインキュベーションする取り組みも加速させています。「Connecting the Peaks」をスローガンにモノづくりを知る当社だからこそできる、産業や業界、従来の壁を越えた英知をつなぎ、製造業の課題解決、価値創造の実現を目指します。

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